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闇ニ玉散レ百剱  作者: 亜空間会話(以下略)
王歴8年:灰白はやがて黒へ
19/61

Tales2「花の話」

 今回は説明なしに出てきた「享華」の話。細かい説明もあるのでお見逃しなく。


 どうぞ。

 世界が生まれたとき、そこには光と石ころと花があるだけでした。しかし、それだけではほんの狭い箱庭しか作ることができません。かれらは、広く地に満ちるために自分たちを作り替えることにしました。


 光は、昼と夜に姿を変えました。石ころは大地と恵みに変わり、花は花びらをはらはらと散らして命たちを作り出しました。ところが、花びらから作った命はとても弱いものでした。光を浴び、恵みを食べて、花びらが散るようにすぐに死んでしまいます。これではいけないと思った光と石ころと花は、みんなで協力してすべてをさらに作り替えます。


 石ころのように固い体、体の中を流れる光、芽が出て葉を茂らせ花を咲かせるように大きく成長する、そんな生き物を作ったのです。はじめの生き物はとても大きくて、光をたくさん食べたり恵みをなくしてしまったりもしましたが、死んだときに力を振りまきました。そうして、生き物はとても強く成長することができるようになりました。


 それでも、いちばん初めに生まれた生き物たちは仕組みを変えずに生きています。光を束ねた石ころが、花を咲かせる木のように生えているのです。虹色の花びらが散って、そのひとつひとつがひとつだけの色を持った木に育ちました。だから、この世界には七つから九つの木が生えています。かれらは、みんなに光を分けて生きています。世界の中に光が流れるために、かれらは絶対に必要な命になってしまいました。


 生き物が大きく作り替わるとき、かれらは光を食べます。光は木――「華」が与えたものだというおごりから、いつしかその名前は華を享ける、「享華」というものになりました。






メタ解説「享華」(きょうか)


 進化とは違うし、成長というにはやりすぎ、だったら何がいいかな? と考えてたどり着いてしまった境地がこれ。醒長とか変進とか、あれこれ悩んだ結果でこれなのでセンスはなさそう……。ポケモンでいう「進化」がミーム的に定着しすぎてしまったので、そのどてッ腹に銃弾ぶち込む感じでがんばった。


 世界観的にレベルというものがなく、進化っぽいものはあるのだがそこに決着を付けられるシステムが根拠薄弱、だったらどうする→答えは「さらなる力を求めた結果、それに耐えられる体が大きな変化を迎える」ということになった。脱皮とかわりかしデカい変化してるし、栄養を消費すればめちゃくちゃ大きな変化も起こるし……。完全変態もそうだが、不完全変態の虫でもわりとデカいことを起こしている。ハナカマキリの一齢→二齢とかクッソ変化してるし……まあ、多少はね?(震え声


 世界観に沿った説明としては「華の力を享けて、新たなる力を宿した存在へと変化すること」。メタ説明としては「世界に流れるエネルギーの一部を取り込み、最大ステータスアップ&スキル成長」。スキルレベルは厳密には「使いこなす上手さ」なので完全にないわけではない(数値化はされない)が、スキル(液能)そのものの性質がよりかれらのスタイルに沿ったものへと変わる。


例:

「幻灯螂」

液能:「幻灯」「虐炎」



幻惑して物理でやるのが好きなタイプは――


「玄討螂」

節足動物・昆虫類・幻魔系統:死刃類中位種

液能:「夢幻灯」「虐炎」「(追加枠:瞬撃など)」


 前足がでっかい武器みたいに変わる。暗殺者タイプで、獲物に自分の存在を悟らせず一瞬で相手の急所に致命撃を与える……はず。もうちょっと基礎能力が高かったり、飛び跳ねるような動きをしていればさらに強力な進化を遂げる。さほど動きに関する補正がないカカトアルキにしては、ちょっとハズレかもしれない享華。ただ、接近に気付けず瞬間にぶち殺されると考えるとかなり強い。



炎でクレバーに殺すタイプは――


「炎灯朧」

節足動物・昆虫類・炎魔系統:滅燼類中位種

液能:「幻灯」「獄災火」


 魔力キャパシティー、魔力制御技巧が上昇。そもそもそんなに魔力がないので、かなり大きな変化を遂げている。相手が死ぬまで消えない炎「虐炎」がさらに強力になり、相手の苦しみもそう長く続かない。点いたあとの炎はこいつの消費で燃えているわけではないので、一番ヤバい享華だと言える。



どっちも上手いタイプは――


「炎朧魔鎌」

節足動物・昆虫類・炎魔系統:滅燼類中位種

液能:「夢幻灯」「獄災火」


 前足が武器になり、魔力キャパシティーも魔力制御技巧も上昇。いいとこ取りに思えるが、どっちも使う余裕があるということは不必要なほどの慎重派、いずれ考えすぎて負けるタイプ。まんべんなく使うタイプだと、さらにものすごい享華を遂げるかも。万能に近いが、そんな時間をかけてたら寿命が来ちゃうぞー。

 別に「進化」でよかったけど、ここくらいは独自要素欲しかったから作りました。あとはオリジナル種族くらいかな? アイデアだけ作った「出そうと思ってたんだけど」な他作品でくさってたやつを持って来るタイミング……マジどうしようか。ちなみに炎魔系統になってるのはグレベルス痕源野だからであって、違う場所で生まれ育つとまた別になります。遺伝子に残った汚染が抜けるまで長そうだけど。


 華はまだ出てきてない……華になるべきものは出てきた。パズルのピースになった。



追記:構成に悩んでいる部分&未到達分が多いので、しばらくお休みします。お詫びとしてBを入れておくので、お楽しみください。

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