表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
レベルガチャ~ハズレステータス『運』が結局一番重要だった件~【コミカライズ第3巻 4/15より好評発売中!】  作者: 皇 雪火
第三十三章 桜島ダンジョン

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1312/1314

ガチャ1240回目:危険な遊び

 さて、いつまでもゲジゲジ連中を捕まえ続けても良い事はないし、さっさと片付けるか。


「まずはレベルのない尻尾からだな。セレン、距離を置いてくれなー」

『♪』

「んじゃ、10倍マジックミサイル」


 放たれたマジックミサイルは俺の頭上2メートルのところで停止し、俺は背後にいるゲジゲジの方へと振り返ることなく、そのまま目を閉じた。例え目視できない状況下でも、認識を手放さなければ魔法は維持することが可能だ。今回は、敵の姿を目視したくないがために横着をすることにした。


「んじゃ皆、指示を頼むぞ」

『ゴーゴゴ』

「これくらいか?」

『ゴゴ』

『ポポ、ポポポ』

「ああ、行き過ぎたか。このくらい?」

『キュイー』

「次は横ね。OKOK」


 何をやっているかと言うと、いわばスイカ割りと同じだ。皆の言葉を頼りにマジックミサイルを誘導し、目標をぶっ壊す。正直気配を読めば連中がどこにいるのか分かるんだが、連中が蠢く気配だけで背筋がゾワゾワ来るからな。精神衛生上よろしくないので彼らにマジックミサイルの操作を委ねることにしたのだ。


『ゴーゴゴ』

『ポ!』

「お、この辺?」

『♪♪』

『キュイキュイ』


 思いつきで始めたが、皆からはUFOキャッチャーをしているみたいで面白いと好評だった。爆発物を誘導するUFOキャッチャーなんて物騒すぎて世も末だが。……一般化する事はあり得ないから、まあ良いだろう。


「んじゃ、一気に落とすぞー」


『ドガァン!!』


 そうして背後で大量の何かが爆発を起こしたのを感じ取った。さーて、煙は出るかなーっと。

 視界の端に爆心地が映るようにそっと視線を動かすと、そこには大量のアイテムがばら撒かれている以外に特徴はなかった。どうやら、分裂した尻尾はレアモンスターには繋がらないらしい。まあ、レベルはなかった以上ある程度予想できていた事だが、残念だ。


「んじゃ次は頭の方をやろうか。10倍マジックミサイルっと」


 気を取り直して、2回目の挑戦スタートだ。今度は沸いてくれるといいなーとか考えつつ、皆が指示する方向にミサイルを誘導していく。


『ゴーゴ』

『ポポ? ポポー』

『キュイー』

『♪♪』

『プルプル』

「んふ、皆楽しそうねー」

「参加できないのは残念ですが、声を聞くだけでも楽しさが伝わってきますね」

「ハワイに行った時も、ゲームセンターで遊んでいましたし、ああいう遊びが好きなのでしょう」

「それもあると思いますけど、旦那様と遊ぶのが楽しいんだと思いますわ」


 そんな会話を聞きつつ、目的地まで誘導させ終えた俺は、2度目の爆発を引き起こした。


『ドガーンッ!』


「さーて……おっ!?」


 なんか出てる。煙が膨れ上がってるぞ。

 ……でも、あんまりソレを視界の中央には持って行きたくないな。嫌なのが映りかねないし。


『ゴ? ゴーゴゴ』

「あー。そうするか」

『ププルプル』

『~♪♪』


『グチャッ!』


 生々しい音が聞こえてきたが、こればかりは仕方がない。イリスとセレンが連中を捕えている水の檻を押し込めて、無傷で放置していた奴ら400体を一気に圧死させたのだ。あれがモンスターではなく外に居る生物だったのなら、あの中は肉の箱が出来上がっていただろうな。うーん、中々にグロイ。

 ああでも、こんな倒し方はモンスターだからこそできるのか。普通に考えて体長2メートルの巨大ゲジゲジを400体も一カ所に纏めて圧死させようとすれば、死体が邪魔で中にいる連中が生き残ったりして漏れがありそうではある。けど、モンスターは死ねば即座に煙となって消えて2人の束縛の外に漏れ出るし、そうして空間に空きが出れば即座に水が圧殺しようと狭まってくる訳だ。死体は残らず、アイテムは空間に余裕のある束縛の外に出現するから邪魔にもならないと。なんて楽なんだろうか。


『ゴ~……』

『ポ~……』

『キュイ~』

『♪』

『プルプル』


 そんなエンキ達は、オモチャを片付ける事になってちょっと残念そうにしていたが。逆にセレンとイリスはさっきの2回だけで満足したようだが。


「まあ、また機会があるさ」

『ゴ!』


 そうして元気づけていると圧殺された連中のところからも4つ、煙が浮かび上がって来た。一応分離した頭が何も出さなかったときに備えて100体ほど多めに連れて来てもらったんだが、必要なかったかもな。


「さて、こっちも同じレアが出てくるはずだが……どうかな」


 そして1分ほどして、最初の1体が出現した。


*****

名前:ブルースケイルセンチピード

レベル:98

腕力:900

器用:900

頑丈:1100

俊敏:30

魔力:500

知力:10

運:なし


(パッシブ)スキル】硬化Ⅲ

(アーツ)スキル】毒抗体Ⅲ、再生Ⅱ、悪食Lv3

(スペシャル)スキル】威圧Ⅱ、恐慌の魔眼、恐怖伝播

★【(エクス)スキル】蕾Ⅱ、分裂Ⅱ、毒粉塵Ⅱ、消火液Ⅱ、精神負荷Ⅱ


装備:なし

ドロップ:センチピードの青い堅殻

魔石:特大

*****


『ギチギチギチッ!』

「……ちっ」


 くそ、雑魚よりもちょっと強めに精神にクるな。『恐怖耐性LvMAX』を持ってるのに、嫌な感じがすげーする。ただの『威圧Ⅱ』や『恐慌の魔眼』程度なんてことないし、こいつの強さも大したもんじゃない。だというのにこの嫌悪感……。

 生理的に受け付けない感情を極限まで刺激されるというか、正直言ってこいつが視界にいるだけで最悪な気分になってくる。俺ですらコレなんだから、嫁達も気分は最悪だろう。皆前を視る事を拒絶している。


『ギチギチギチ』

『ギチギチギチ』


 そしてソレと同じ存在が追加で4体出現する。気持ち悪さが5倍になるほどでがなかったが、陰鬱さは2倍になったな。

 一応頭部だけで湧かせたレアと、普通に倒した場合のレアに違いはなさそうという結果を得られたことには満足したが、それだけだ。もうさっさと視界と世界から消してしまおう。

読者の皆様へ


この作品が、面白かった!続きが気になる!と思っていただけた方は、

ブックマーク登録や、下にある☆☆☆☆☆を★★★★★へと評価して下さると励みになります。

よろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
書籍版第四巻 12月20日より好評発売中!
レベルガチャ1巻表紙絵 2巻表紙 3巻表紙絵 レベルガチャ4巻
コミカライズ第三巻 4/15より発売決定!予約受付中!!
コミカライズ1巻 コミカライズ2巻 コミカライズ3巻
― 新着の感想 ―
個人的にはジョロウグモと山で見るでっかいムカデは本当無理 どっちも大きさと派手な赤色が殊更気持ち悪くて… 恐怖耐性で防げなくても当然ですよね?
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ