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レベルガチャ~ハズレステータス『運』が結局一番重要だった件~【コミカライズ第3巻 4/15より好評発売中!】  作者: 皇 雪火
第三十三章 桜島ダンジョン

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ガチャ1223回目:大爆発

『ギチギチ』

『ギチギチギチ』

『ゴ』


 エンキの作り出した岩の牢獄内で、レアモンスター達は動きを封じられ、自由に動かせるのが口元しかないためか、そこから水を吐き出して抗議をしている。だが、そんな抗議もエンキの牢には何の作用も与えられず、周辺が水浸しになるだけだった。


『プルーン』

『ゴーゴゴ』


 イリスがレアモンスターを連れてきて、エンキがまた1体捕まえる。これでかなりの量のレアが一箇所に集まったな。


「ねえショウタ君、そろそろ良いんじゃない?」

「いっぱいいますわー」

「あー……そうだな。そろそろ良いか」


 イリスや俺自身が動くだけでなく、『巫術』を掛けた『天罰の剣』を使用して連中を殲滅して回り、討伐数が軽く4桁を超えたのが何分前だったか……。結果、エンキの牢屋には18体のレアモンスターが捕えられていた。


「まるで密猟している気分だな」

「密猟するにしては随分と危険な生物ですね」

「ふふ、異世界ではそんな人がいるのかもしれないですね」

『ゴーゴゴ?』

「ああ、できれば1つの檻に纏めてくれ」

『ゴ!』


 エンキの一声で、体長2メートルのカニが一緒くたに集められ、岩の牢にギチギチに詰められた。

 お互いにこんなに密着してたんじゃ、先ほどまでのように抗議をするのも難しそうだな。


「んじゃ、『充電』してっと……」


『エネルギー残高 21/500』


「18体もいるわけだし、景気良く行くか。『魔力凝縮・10倍マジックミサイル』!」


 『天迦久』の地神塔をぶっ飛ばしたマジックミサイルだ。レアモンスターが18体も密集しているとはいえ、レベル50台の『中魔石』程度だ。この攻撃に耐えられるはずもなく――。


『ドガーンッ!』


 大爆発を引き起こし、エンキの岩の牢ごと吹き飛ばした。


【レベルアップ】

【レベルが24から134に上昇しました】


 おー、ぼちぼちだな。


『エネルギー残高 22/500』


 そして『充電』を済ませていると、煙となって散り散りになったカニ連中は、再び集まり18体ものレアⅡへと変貌した。


『ギチギチギチギチ!!』


*****

名前:ブロッサムシェルクラブ

レベル:88

腕力:900

器用:900

頑丈:1100

俊敏:40

魔力:900

知力:15

運:なし


(ブースト)スキル】超防壁、鉄壁Ⅱ、城壁Ⅱ、金剛体

(パッシブ)スキル】硬化、斬撃耐性Lv2、貫通耐性Lv2、打撃耐性Lv2

(マジック)スキル】水流操作Lv5、魔力回復Lv5

★【(エクス)スキル】蕾Ⅲ


装備:なし

ドロップ:ブロッサムシェルクラブの肉、ブロッサムシェルクラブの強靭な内殻、ブロッサムシェルクラブの頑丈な外殻

魔石:大

*****


「ふーむ」


 印象としては2メートルのピンクカニってことで、レアとほとんど変わらないように見えたが、比べてみれば明確な違いが1つあった。ドロップアイテムにもあるように、殻が内側と外側の2枚重ねになっている点だった。まるで通常の殻の外側に、殻に酷似した鎧を着ているかのような感じだな。


「エンキ、捕獲」

『ゴ!』


 さて、レベルから考えて、3体ずつ狩れば『充電』6回分くらいにはなってくれそうだけど、ここでの主目的はそっちではない。レアⅡを纏めて倒すことで、レアⅢが出現するかどうかの確認が大事なのだ。


「んじゃ、もう一発『魔力凝縮・10倍マジックミサイル』!」


 『超防壁』持ちではあるが、あのスキルはステータスを参照して一定ダメージを無効化するスキルだ。いうなれば、一撃で撃破することを念頭に置いた場合、ちょっと『頑丈』の数値が高いだけのものでしかない。『硬化』スキルも同様にダメージをちょっと軽減させられるが、それだけだ。

 とんでも威力のマジックミサイルの前には、この程度の装甲はなんの意味もなさない。


『ドガガーンッ!』


「たーまやー」


【レベルアップ】

【レベルが34から248に上昇しました】


 お、それなり。やっぱ同時討伐による経験値はかなりの倍率が掛かるみたいだな。

 とりあえず、この後がいなかったとしても、48もあれば雑魚で急上昇は考えられないし、今のうちに『充電』しとくか。


『エネルギー残高 24/500』


「さーて、どうなるかなっと」


 爆発で飛び散った連中の煙は、ゆっくりと元の場所へと集まり……その場に留まり続けた。

 アイテムに変わらないところからして、レアⅢになることは間違いなさそうだな。あと問題があるとすれば……。


「レアⅢが出るけどちょい時間かかりそうだ。のんびり待とう」

「オッケー」

「ではショウタさん、こちらに」

「ああ」


 彼女達のもとに行くと、四方八方から甘やかされる。


「えへへ」

「このような過ごし方も、悪くありませんね」

『キュイ~』

『♪』

「だな~」


 座り込む俺にアグニとセレンもやってくる。エンキとエンリルはレアⅢへの警戒をしてくれているので、あとで褒めてあげなきゃ。ちなみにイリスは、テーブルの上でフライパンと箸を使って器用にカニ肉を焼いては食べ、焼いては食べをしている。

 本格的な料理はしなくても、ああいう風に肉を焼くだけならできるんだよなぁ。そうして5分ほどのんびりした時間を過ごしていると、煙に動きがあった。18個あった煙は6つの煙となり、それぞれが大きく膨らみ始める。てことは、3体分のレアⅡでⅢになってくれる感じか。これなら、1体ずつ倒してしまっても問題は無さそうだな。

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魔法に付与魔法とかありましたっけ? 私のど忘れならすいません
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