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レベルガチャ~ハズレステータス『運』が結局一番重要だった件~【コミカライズ第3巻 4/15より好評発売中!】  作者: 皇 雪火
第三十二.五章 二つの精算

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ガチャ1215回目:広がる聖地

「とりあえずこの宝箱は後回しにして、先にこっちを確認しようか」

「ではこちらは収納しておきますね」

「頼む」


 アイラは『ミスリルの宝箱』を魔法の鞄にしまい込むのを見て、ほっと胸をなでおろした。アレは本当に危険な香りがしたし、その場に残り続けるだけで俺の不安を掻き立ててきたからな。消えてくれただけで本当に安心できた。

 そしてその場に残ったのは『プラチナの宝箱』で、これは第一層に潜んでいた『マリーチー』が落とした物だ。あんな風に危険物が出る心配はしなくて良いはずだ。……多分。

 俺はそーっと手を伸ばして開ける意志を込めて宝箱に触れる。すると選択肢が出て来た訳だが……。


【秘宝級アーティファクト】

【武器】


「お? こいつが秘宝枠だったか!」


 そういや、『ワールドマップ』でそんな情報あったな。


「もちろん秘宝だ」


 選択したことで中身が確定した宝箱はずだが、特に嫌な予感はしなかった。ユニーク枠でもある上にコハクと鼻タッチの挨拶をしてくれた『マリーチー』が落とした宝箱なんだし、さっきみたいなあくどいアイテムが出る訳ないよな。うん。


「んじゃ気を取り直して……ぱかっとな」


 白銀の輝きが部屋に広がり、宝箱内部にに存在している暗闇へと腕を突っ込ませる。そして内部で手に触れたのは滑らかな手触りの物体だった。だが、直感からしてそれはかなり大きそうだったので、片手ではなく両手を突っ込み引き上げる。

 すると、俺の両手と一緒に出て来たのは、女性の顔だったが……。


「うおっ!? ……いや、石像か」


 なんか、デジャブを感じるぞ??

 そのまま立ち上がり、もっと引き出してみる。すると出て来たのは高さ160センチほどの石像……いや、神像だった。


「デジャブだと思ったら、そう言う事か」


 名前:摩利支天の神像

 品格:≪高位伝説≫ハイ・レジェンダリー

 種別:秘宝

 説明:摩利支天の加護が宿った神像。設置した建物とその周辺4キロメートル以内を聖域として定める。聖域となった場所では様々な強化効果が得られる。

 ★健康の加護:効果24時間、再適用168時間。運+3。

 ★厄除けの加護:効果18時間、再適用252時間。運+2。

 ★開運の加護:効果12時間、再適用336時間。運+1。

 ★再設置は可能だが、一度聖域にした建物以外では効果が発揮されない。

 ★他の神像と併用する事で互いの効果が増強される。


 『聖域の神像』の類似品とはな。しかも、効果は範囲外に出ても一定時間効果がある特殊能力付きと来た。しかも全部有効なら、『運』が+6だと? 

 今の俺からしたら微々たる数値ではあるが、普通の人間にとっては『運』は初期値で5~10だ。それが1.6倍~2.2倍になるってんだから、その性能は破格と言って良いだろう。各種加護の詳細がないのは、俺が受けたことがないからか、それとも見れないタイプか……。


「とりあえずこいつは、『聖域の神像』の隣に置くか」


 俺は『摩利支天の神像』を背負うと、皆が見守る中、神像専用部屋へと向かう。

 神像は再設置可能でも効果を発揮するには一度紐づいた建物からは離れられない。けど、リビングに設置し続けるのは流石に憚られたので、急遽それ専用の部屋を作る事にした。この周辺の土地は俺達の物になっているので、割と気軽に建物を増築できたし、建物が広がる事で庭が狭くなろうとも、建造物や花壇ごと地面を動かす事で容易に空間を拡張できるのだ。

 そうして嫁達や家族の魔法や技術を駆使した結果、家の中にステンドグラス付きの立派な聖堂が建てられたときは驚いたものだが、神像を祀るにはこれくらいしないと箔が付かないと言われれば納得するしかなかった。

 ただ、聖堂と言ってもここは俺達の家の一部なのだ。参拝客が来るわけではないのでそこまでの広さはない。こじんまりとした小さな教会くらいのものだ。最悪ここでリリスとリリアナの2人と結婚式を挙げても良いのかもしれないが、それはちょっと保留中である。


「マリー、テレサ、イリーナ。一旦ここに仮置きで良いか?」

「はい、勇者様」

「お願いしますわ」

「調整は後ほどおまかせください」

「よし」


 そうして俺は奉られている『聖域の神像』の隣に、『摩利支天の神像』を設置した。


『ブゥン……!』


「お」


 神像から力の波動みたいなのが流れ出た。これで効果が有効化したはず。

 しかもその波動は、『聖域の神像』からも出て来たような気がするが……もしかして、相乗効果が発動したのか?


 名前:聖域の神像

 品格:≪高位伝説+≫ハイ・レジェンダリー+

 種別:アーティファクト

 説明:忘れ去られた女神の力が宿った神像。設置した建物とその周辺5(+1)キロメートル以内を聖域として定める。聖域となった場所では様々な強化効果が得られる。

 ★睡眠時の回復力33(+3)%上昇。

 ★植物の収穫量が33(+3)%上昇。

 ★植物の成長速度が33(+3)%上昇。

 ★聖なる力の効果が55(+5)%上昇。

 ★病魔に対する抵抗力100%上昇。

 ★精神的疲労に対する持続回復効果。

 ★木の実に時折黄金の果実が成る。

 ★一度開花した花は摘まない限り永久に咲き誇り、摘んでも本来の5(+1)倍長持ちする。

 ★悪霊の類は一切近寄れず、憑りつかれた者が入って来ると強制的に浄化される。

 ★再設置は可能だが、一度聖域にした建物以外では効果が発揮されない。


 名前:摩利支天の神像

 品格:≪高位伝説+≫ハイ・レジェンダリー+

 種別:秘宝

 説明:摩利支天の加護が宿った神像。設置した建物とその周辺5(+1)キロメートル以内を聖域として定める。聖域となった場所では様々な強化効果が得られる。

 ★健康の加護:効果24時間、再適用168時間。運+4(+1)。

 ★厄除けの加護:効果18時間、再適用252時間。運+3(+1)。

 ★開運の加護:効果12時間、再適用336時間。運+2(+1)。

 ★再設置は可能だが、一度聖域にした建物以外では効果が発揮されない。

 ★他の神像と併用する事で互いの効果が増強される。


「うっわ、めっちゃ強化されてんじゃん」


 『聖域の神像』の効果もそうだけど、『運』+9って、もうそれチートじゃん。

 それに効果範囲が4キロから5キロに広がってるのもデカいな。周辺地域の物価、ますます増加しそうだ。

読者の皆様へ


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