4/20
ドライヤー
姉からの伝言は伝えたし、昌也もバスルームに行ったので、部屋へ戻ろうと廊下に出ると
ゴットンっ
突然、何かが落ちる音がした
ゴォーー
おそらく…ドライヤーだろう
姉と昌也
二人きりのバスルーム
何が起きてるかなんて容易に想像がつく
私はその前を通り過ぎ階段を上がった
部屋に入り
人間臭さが漂うベッドを横目に
小さなアロマキャンドルをたいた
二人がけの小さなソファに寄りかかり
ベッドフォンをつけ、そっと目を瞑る
エンヤの透明なメロディーが
変に昂った私の心を鎮めてくれる
トクン
トクン
ゆっくりと脈を打つ体を両手で抱きしめた
ウトウトと
私の意識は少しずつ遠のいていった




