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理由
なかなか2階から降りてこない私たちを
気にして…
昌也が姉の部屋にきた
昌也
「遥香!君はこれを…陽奈に見せたのか…?」
遥香はふっと微笑んだ
遥香
「見せたんじゃないよ
勝手にこの子が私の部屋に入って…見てたの…」
「いやらしいよね…どんな気分でみてたのかな…自分が姉の彼氏に抱かれてるところ…」
昌也
「いい加減にしろよ!
約束しただろう…陽奈には絶対に言わないって…」
陽奈には何がどうなってるのか
もう頭の中では処理しきれなくなっていた
カチ…カチ…カチ…カチ…
秒針の音だけがいやに規則的で
陽奈はこんな状況でも変わらずに時を刻むその音に、よく分からない違和感を覚えていた
そして…ようやく陽奈が口を開いた
陽奈
「私たちのことを撮っていること…
昌也…知ってたんだ…」
「だから…あんなに、ごめんって言ってたんだね…」
昌也はただ俯くことしかできなかった
ケタケタと
高笑いする遥香の声が
部屋に響き渡った
パソコンから
シーツがグシャグシャと乱れ、ベッドの軋む音が
繰り返し繰り返し
流れ続けていた…




