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シャワー
陽奈はパソコンのことは気になったが…
パスワードを探し当ててまで開こうとは思わなかった
下手なことをしてロックがかかってしまうと困る
ひとまず…
シャワーを浴びることにした
バスルームで
熱く愛を交わしたであろう姉と昌也のことが頭をよぎった
そして…今ごろ…
きっと、姉は昌也にリスのように甘えていることだろう…
陽奈はあらゆる妄想を打ち消すかのように
シャワーを一気に全開にした
バチバチバチバチっっ
強く激しい水音がして
痛いくらいにその飛沫が、陽奈の体に当たっては弾いた
こんな関係がいつまで続くのか…
昌也が電話で言ったことは本音なのか…
もし、本当だとしたら…その時姉はどうなってしまうのか…
陽奈は
週末、姉がシャワーをする間の
静かな昌也との時間をも打ち消すかのように…
シャワーを緩めることなく…
ただただ…それを体に当て続けた
次の週末が来て欲しいような
来ないで欲しいような…
そんな複雑な思いも
ここで今流してしまいたかった
キュッ
シャワーを止め
ポトポトと滴る水滴が
一人きりのバスルームに響いていた




