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パソコン

先に家に着いたのは陽奈だった


それはそうだ

姉は今頃、昌也と会っているはずだ

昌也との会話は

よく理解できなかった

とにかく今は何も話せないということだけがはっきりとした


電話しなければよかった

そう思いながら、陽奈はリビングのソファに腰を下ろした


ふと、テレビ台の奥にパソコンが置いてあるのを見つけた


陽奈

「あれ…これ、昌也のパソコンじゃないのかな…?」


そう思いながらパソコンに近づいた時


プルプルっ

プルプルっ


ポケットでスマホが鳴った


慌てて

スマホを取り出すと姉からだった


陽奈

「もしもし…どうしたの?」


遥香

「あ、陽奈ちゃん?

今日ね、多分昌也のとこに泊まるから…

陽奈ちゃん、一人で大丈夫かな?

ご飯とか…どうする?」


陽奈

「子供扱いしないでよ笑

大丈夫だよ、ご飯もなんか頼むから…」


遥香

「そうだよね…陽奈ちゃんはもう立派な女だもん…笑

じゃあ…明日の夜には帰るから…

ちゃんと戸締りしてね、お疲れ様」


(立派な女……)


姉の中のヘビが

私に少し噛みついたように感じた…


それしても

このパソコン…誰のものなの?


そっと持ち出し開いてみたが

案の定パスワードがかけられていて見ることはできなかった



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