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 第16話 【覚醒】 2 



 アイリスの視線の先には桐生きりゅう智也ともや

 その眼力はまるで獲物を狙う獅子……!


 「属性選択は火。使用するのは【炎剣えんざん】ッ!」


 模擬戦一戦目とまったく同じ戦闘魔法。

 轟々と煌めく紅の大剣がアイリスの両手に握りしめられる。

 

 (やっぱり、すごい……)


 双剣ペア雄姿ゆうしが眩しい。

 直前まで想像イメージできていたものが、突如現れた巨大な壁にぶち当たる。

 あれだけ『やれる』気がしていたのに。

 

 「せやぁっ!」


 刹那、事前にかけていたと思われる【速度強化スピードハイ】によって爆発的な加速を手に入れたアイリスが智也に斬りかかる!

 炎をまといし弾丸。

 傍観者にはそうとしか見えないだろう。

 が、しかしーー


 「……かかったな」

 「なっ!?」


 高速の弾丸は、避けられた。

 

 (なぜ、あんなに最小限の移動でウチの【炎山】をかわせた……?)


 思わずあっけにとられるアイリス。

 勝利を確信して全力斬フルスイングした直後の背中はガラ空きだ!

 

 「アイリスさん、背後取られてるっ!」

 「えっ……」

 「属性選択、光。使用、【電気麻痺パラリシス】!」


 背後をすかさず取った低身長メガネの人差し指から繰り出される電磁波がアイリスを襲う!

 


 


 


 

 

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