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 第16話 【覚醒】 1 

試験勉強で投稿遅れましたすんません!



 (始まった……また指をくわえて試合を俯瞰するのか俺は? いや、ダメだ。今回は、今回こそは、なにか『変化』を起こさないと。いままでの試合通りじゃダメなんだ。自分が戦闘魔法を使う姿を頭の中で苦しいほどに想像イメージするんだ……!)


 開始間もなく、周りの他の決闘円からは魔法の音や叫び声が雑音を成している。

 そんな中、新太は静かに瞑想を始めた。

 智也の隣に位置する低身長メガネを倒す、それだけに集中するためだ。


 「試合開始直後に想像イメージだなんて、遅すぎる」

 

 瞑想の世界を何のためらいもなくアイリスは破壊した。

 相手に先手を取られるのが命取りとなりかねない決闘デュエルにおいて、どこからどう見ても現在の新太の行動は無防備すぎるのだ。

 これでは戦闘魔法はおろか、物理攻撃でさえ避けることができない。

 それを見越しての双剣ペアとして当然のアドバイスをアイリスは淡々としたのだ。

 智也達は今にも戦闘魔法を使ってきそうな構えだ。

 が、その前に新太は一つの提案をアイリスに投げかける。

 

 「アイリスさん、智也の隣の奴には手を出さないで欲しい」

 

 この瞬間の新太の瞳には確かな闘志が存在していて、それを感じたアイリスは黙って頷き、そっと目を閉じた。

 ドンッ、という心臓が胸を叩く音が新太には聞こえた。

 そしてアイリスが開眼したその時、それはより爆発的な鼓動に変わった!

 

 ーーアイリスさんが、戦闘魔法を使う……!


 

 

 

 

 

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