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 第12話 【二人の部屋】 4 

よろしくお願いします( ´ ▽ ` )ノ



 「み、御門院先輩!」

 「……?」

 

 当然、驚いたのは新太で疑問系はアイリスである。

 沙織は野菜たっぷりのサラダをお盆にのせながら、新太に笑いながら近づいてくる。


 「席、ご一緒してもいいかしら?」

 

 初対面のアイリスに気を使いつつ沙織は言った。


 「……」

 「あ、どうぞ座ってください」


 黙るアイリスにしびれを切らし、代わりに新太が答えた。

 

 (誰……?)


 アイリスは新太にアイコンタクトする。

 明らかに自分よりも大人びて見える黒髪ロングに、どこか威圧感さえも感じたアイリス。

 新太はそんな彼女の状態を察したのか、沙織を紹介することにした。


 「えーと、アイリスさん。この人は三年生の御門院沙織みかどいんさおり先輩。知ってると思うけど……この学園の生徒会長だよ!」

 「せ、生徒会長……この人が!?」

 「『この人が』とか失礼でしょ! てか、アイリス知らなかったの!? 俺はてっきり知ってて緊張してるだけかと……」


 新太のやり取りを暖かい眼差しで見守る沙織は、それを片耳で聞きつつ新太の隣の席にサラダを置いた。

 

 「うふふっ。アリスさん、また演劇で男役をやっていたのですか?」

 

 (しまった、御門院先輩がいるのに一人称を『俺』にしてしまった!)


 「そ、そうなんですよーあはは、あははー」

 「アリス、顔が引きつってる……」

 「そ、そうかなぁ」


 (お前余計なこと言うんじゃねぇよ)

 

 と、正面に向かってアイコンタクトを送る。

 ちなみに、三人の配置はアイリスに対面する形で新太、新太の隣に沙織という形になっている。


 「ところで御門院先輩は夜ご飯はサラダだけで足りるんですか?」

 「そうね、足りると聞かれれば足りないと答えるわ。でも私、太りやすい体質でね。夜は体型維持のために我慢なのよ……はぁ」


 (うわぁ地雷踏んだなこりゃ)


 適当な話題へ緊急回避したつもりが地雷地帯に足を踏み入れたことを後悔する。


 


 

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