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 第11話 【もう一度、ルームメイト】 2 


 が、それは蛇足だったらしく


 「アリス! 勝負に勝ったからってウチのことをバカにしてる? 【浄化じょうか】くらい、使えるわよ」


 と、逆効果になってしまう。

 

 (きっと俺、アイリスさんに心底嫌われてるんだろうな。そりゃ嫌われるようなことしちゃったんでけどさ……。はぁ、あんなことおきなければよかったのに)


 今更ながらあの夜の出来事を後悔した。

 あの日、あの時間に、自分が起きなければ事件はそもそも起きなかった。

 『もしも』を言っても仕方がないのはわかるがどうしても、新太は考えてしまうのだ。

 もしも事件が起きなかったら、と。

 

 「ほらほらぁ、アイリス君。そんな怒らないでぇ」


 そんな中、相も変わらず学園長は地雷地帯を駆け抜ける。

 というかそもそもの原因はお前だろ、と渾身の右ストレートをかましつつ言いたい新太だった。

 強張る新太の顔をチラリと見て、学園長は続ける。

 

 「アリス君も、怖い顔しないっ! 今からねぇ、君たちの今後について話があるから心して聞くようにねん」

 「今後の話……。それは、例えば『ルームメイト』の件とかですか?」

 

 すぐさま湧き出た新太の質問に学園長は少し間をおいて首を縦に振った。


 

 

 



 

 

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