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 第9話 【狂乱アイリス】 3 


 

 *****


 「ということはだねぇ、アイリス君。君は昨日の夜、ルームメイトである騎士アリスが男であると確信した、ということで間違いないかなぁ?」

 「はい、その通りです」


 ピカリと光る坊主頭にしゃれた顎髭、人を不快にさせるしゃべり方。

 相も変わらずこの人、学園長のスタイルは変化がない。

 そして、それに仁王立ちで対面する金髪少女。

 騎士アリス、もとい新太のルームメイトである【二重能力ダブルアビリティ】所有、アイリス・ステファニーが不機嫌そうな気色を浮かべる。

 

 (ふむぅ、思ったよりも早くバレてしまったようだねぇ彼は……)

  

 顎髭を撫でつつ学園長は眉間にしわを寄せる。

 正直な話、新太が早かれ遅かれいつかはボロを出してしまうと考えはしていた。

 しかし、まさか入学してからまもなくしでかすとはまさに予想外だ。

 それも、相手はかの有名な【アイリス・ステファニー】。彼女がこの件を大事おおごとにしてしまえば、新太の社会生活終了は待ったなしだ……!


 「では、アイリス君。君は騎士きしアリス君に何をのぞむかい?」

 「それはもちろん……」


 退学をのぞみます、と。

 アイリスは言い掛けて一瞬ためらう。

 仮にも『騎士アリス』という人物は、自分にとって初めてできた日本の友達だ。

 彼女と、いや彼と話している時の自分は間違いなくその空間を楽しんでいた。

 それなのに、こんな恩を仇で返すような仕打ちはできない。

 それならばーー


 「ま、待ってくれッ!」


 アイリスが口を開こうとした刹那、けたたましい音と共に扉が開く!

 騎士新太きしあらた、ここに参上である。



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