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第5話 【深夜に起きる。】 5
「なら、一緒にジャパニーズ・オフロに入ろう、アリス」
「うーん……」
一歩も引かないアイリスのしつこさに、新太は押され気味になる。
それに、せっかく上機嫌な彼女を悲しませてしまうのは気がひける。
(考えろ、考えるんだ俺。もしも、アイリスと一緒にお風呂に入ったとしたらどうなる? 今の俺は容姿は完全に女の子だ。つまり、『例の箇所』だけ見せなければ、なんとかなるかもしれない……)
これは、かなりリスクが伴うことだ。
その上、ノーリターン。
下手をすれば学園生活が失われてしまうかもしれない。
けれども、騎士新太はその名の通り騎士の如く、目の前に迫った試練に挑んで見せた……ッ!
「いいよ、行こう。お風呂に!」
己の決意と闘志を両手に握りしめ、新太は言った。
『例の箇所』はとっくのとうに萎え、本人もそのことなど忘れてしまった。
戦いの火蓋が間もなく切られようとしているのだから……!
《俺は性転換して回復魔法で学園無双することにした。 第五話 完》




