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第5話 【深夜に起きる。】 1
その日の深夜。
唐突に、新太は起きてしまった。
(こんな時間に起きるなんて……まだ夜じゃないか)
それに、心なしか体が熱い。
内側から何かがこみ上げてくるような慣れない熱だ。
(顔でも洗おう)
上段ですやすやと寝息を立てながら寝ているアイリスを起こさぬよう、洗面所に向かって歩く。
蛇口をひねり、水をはらんだ手でバシャバシャと顔を叩いた。
けれども依然として体が熱く、違和感が取れない。
「なんだよこの違和感……」
そう新太が独り言をつぶやいた刹那……!
「う、嘘だろぉぉぉ!?」
部屋に響く断末魔。
ついに新太は気づいてしまった。その熱の正体を。
ふと股間に目を落とすと、盛り上がっているのだアレが。
制服のスカートを着用したまま寝たために、スカートを巻き込んでの盛り上がりとなってしまっている……!
「で、でも顔とかはそのまま女の子だよな……」
洗面所の鏡に映る自分のほっぺたをつねりながら確認をする。
新太のアレだけが、男に戻ってしまったのだ。




