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私の長い片想いは?  作者: 佐久間 忍


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10/27

10 返事はしたの?

 告白現場を見てしまった私は、急いで家に帰った。

 そして二階にある自分の部屋から外を見ていた。ここからなら直樹の帰り道が見える。

 私が二階から見ていたら、直樹の姿が見えた!だから私は、直樹を呼び止めた!


「直樹!お帰り。ちょっと話しがあるんだけど、今下りていくから待っててくれるかな?」


「なに?俺は、話しないんだけど」


「いいから。ちょっと待って」


 私は急いで家を出た。そして直樹の前に立ち謝った!


「直樹ゴメン!」


「なに?何で謝ってんの?」


「実は……。私、見ちゃったんだよね。直樹が告白されてるところ」


「なんだ。そんなことか、何で声かけなかったんだよ?」


「イヤ。声かけられないでしょ!それに私、最後まで聞いてなかったし」


「そうなんだ」


「ウン。だから、直樹があの子になんて返事したのか聞いてなかった」


「それで?俺に話しって何?」


「あの。ちょっと聞きづらいんだけどね」


「早くしろよ!俺だってヒマじゃないんだから」


「ゴメン!じゃあ聞くけど。あの子になんて返事したの?」


「何で美咲にそんなこと言わなきゃいけないんだよ」


「ちょっと気になって、だって見ちゃったんだもん。私の立場になったら、直樹だって同じようなこと聞くでしょ?」


「俺はそんなこと聞かないよ!でもマアそんなに気になるなら、教えてやるよ」


「ホント?じゃあ教えて?なんて返事したの?」


「あの子には悪いけど。断った!もういいか?」


「何で断ったの?」


「俺さ。前に言ったことあるだろ?俺には好きな人がいるって。だから断ったんだよ、だって相手にも悪いだろ?他に好きな人がいるのに付き合うなんて、だからちゃんと断った!わかった?もういいだろ?」


「ウン。なんかゴメンね!」


 そして私たちは、それぞれ家に入った。

 でも、直樹の好きな人っていったい誰なの?聞いても、きっと教えてくれないだろうし、マア今はまだ直樹はフリーだ!

 私もいつか、自分の気持ちを言えれば良いな!

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