9 見ちゃった!
私は変わらない毎日を送っていた。そんなある日、いつものように一人で帰ろうとしていた。
下駄箱に向かって歩いていると、直樹の姿が見えた。直樹の前に女の子が!
私はなぜか、隠れてしまった!二人はいったい、何を話してるんだろう?
いけないことだと思いながらも、私は聞き耳を立てる。
どうやら、女の子は直樹に告白をしているみたいだ!
直樹の返事は?それを聞く前に私はその場を離れた。
私には、直樹がどんな返事をするのか聞く勇気がなかった!
もし、直樹の返事が良かったりしたら私は、立ち直ることが出来ないだろうし、女の子が振られるのを見てしまったら、きっと私は喜んでしまうだろう。
私は、そんな自分を許せないと思う。
人の不幸を喜ぶなんて、人としてどうかと思う。でも、私の中には確かにそんな自分もいる!
私は、自分のそんなイヤなところが出ないように、二人から離れた。イヤ、私は逃げたんだ!もしかしたら、直樹が良い返事をするかもしれない。それを私は聞きたくなかったんだ!
どうして私は、隠れてしまったんだろう?普通に通り過ぎてしまえばこんなに考えなくても良かったのに、でも直樹は、なんて返事をしたんだろう?気になってしょうがない!
こんなにモヤモヤするなら、直樹に聞いてみようかな?でも、なんて言えば良いんだろう?それに私が聞いて、直樹は答えてくれるかな?
もう!いろいろ考えてもしょうがない!聞くだけ聞いてみよう!ダメもとだ!




