第46話 「手段」
………………
チカ
……………………
チカ
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明かりのスイッチをオンオフした時のように、一瞬意識が戻る。
そして、また暗くなる。
明るくなる。
暗くなる。
明るくなる。
明るくなる。
暗くなる。
明るくなる。
「……み……か……」
能愛が私に手を伸ばしている。
暗くなる。
明るくなる。
「……ごめ……ん……わた……」
能愛の手から眩い光が溢れて……
暗くなる。
明るくなる。
「……こん……な……方……法……しか……」
暗くなる。
明るくなる。
「……さよ……なら……美香……」
唇に暖かい感触……
能愛が私にキスをしていた。
暗くなる
暗くなる
暗い暗い暗い暗い暗い暗い暗い暗い暗い暗い暗い暗い暗い暗い暗い暗い暗い暗い暗い暗い暗い暗い暗い暗い暗い暗い暗い暗い暗い
チカッ
……明るくなる
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……頭が重い。
視界がボヤける。
なんだか、さっきまで凄いことしていたような気がするんだけどなぁ……
「お姉ちゃん!」
ドーン!
「いった!……美桜?」
お腹に強い衝撃。
……?なんだかお腹が痛いと……
美桜の頭が私のお腹にぶつかった。
「美桜?どうしたの?」
「お姉ちゃん!お姉ちゃん!お姉ちゃん!うぅっ!」
美桜はそのまま私のお腹で泣き続ける。
……?
どうしたんだろう?
よく分からなかったが、美桜が泣いているのは見過ごせなかった。
「どうしたの?何かあったなら、お姉ちゃんに任せてよ。これでも、お姉ちゃんは結構やるんだよ?」
私は力こぶを作った。
……美桜は伏せていて見てくれなかったが。
「いえ……いえ……!お姉ちゃんが居てくれるなら……!それで!」
……よく分からないことを言うなぁ
悪い夢でも見たのかな?
「何言ってるの?お姉ちゃんは美桜の元から離れたことなんて無いでしょ?」
「っ……は、はい!そうでしたね!」
美桜はなにか慌てた様子。
……まぁ〜悪い夢を見て、そのあとお姉ちゃんに泣きつくのは、中学生的には恥ずかしいだろうね。
「それより、今日って何日だっけ?なんだか、今日が何日かよく分からなくて。」
「今日は……10月15日です。」
「10月!?えっ……えぇ!?……私、春ぐらいまでしか記憶が無いんだけど!?えっ!?どこ行ったの!?私の半年!?」
美桜は何も答えてくれず……
ボソッと「ごめんなさい。お姉ちゃん」とだけ言った。
何が何だかよく分からないが……
美桜とそばにいられるだけでいいような気がする。
なーんて。私の記憶だと昨日も一緒にいたけどね。
昨日は美桜が何か隠してるみたいだったのに、教えてくれなくて9時間も時間を使ってしまった覚えがある。
……もっとも?
私の記憶が間違っているようで……
約半年の時間がなくなったみたいだが……
まぁ美桜と能愛と過ごせるならいいか。
……能愛?
……誰?
やけに馴染む言葉だけど……
私はそんな人知らないはず……
まぁいっか。
「美桜、朝ごはんにしよっか。」
「……お姉ちゃん今は昼です。」
そ、そっか……
よく分からないけど、
まぁ美桜が元気なら……
それが……
それが一番いいはず……
だよね?




