表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔法少女ごっこをしてるだけなのに、勝手に周りの人が曇っていくのはなぜ?  作者: さたけやま


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

49/68

3章 幕間3 「居る」

私は走って走って……


 しかし、その実やはり目的地など無く……


 ただ理子ちゃんに会いたいと思うだけで……

 景色はどんどん変わっていく。


 しかしもちろんどこかにたどり着くことも出来ず……


 私はボロボロのアパートの空き部屋に勝手に住み着いた。


 それが逃げ出してから5日後までの話。


 そして、私はそのアパートを管理している老夫婦に好きなだけ住んでいい、なんて言われて……


 ……逃げ出さざるおえなかった。


 そうやってまた進み出して……


 6日目のことだった。


 ……私の前に奇抜な水色が主体となっていて、次第にピンクにグラデーションがかかっているお下げの女の子が現れた……


 どう見ても只者じゃなかった。


 感じる圧が、常人のそれじゃない。


 女の子は口を開いて……


「君が美香ちゃんだね〜!私、管理局で美香ちゃんがやったこと全部分かるよ!凄いね!美香ちゃんのこと、尊敬しちゃうよ!」

 そんな薄っぺらい言葉を口にした。


「……なんですか?私のこと殺しに来たんですか?」


「えぇぇぇ!?違う違う!!美香ちゃん大変そうだしー私が匿ってあげよっかなぁって!美香ちゃんは管理局と相性が良さそうだしっ!」


 少女は元気よくそう言う。

 だが、どこか安心出来る。


 あぁ……だって、純粋に見えないんだ。

 顔は笑顔だ。

 目だってて輝いている。


 でも……


 その笑顔はゾッとするほどの満面の笑みだし、

 目は見ていると吸い込まれそうなほど蘭々と輝いている。


 ただの純粋な人間じゃないことは、すぐに分かった。


「……行きます。連れて行ってください」


 私がそばに居ても疲れない人と……


 ただそばに居たかった。


 人肌が恋しかった。


 私のことを温めてほしかった。


 だってもう限界だった。


 仕方ないだろう。


 少女は笑顔で

「やったー!じゃあ着いてきてねー」


 と言って、歩き出す。

 しかし、急に振り向いて、


「……あなたも着いてきていいよ?」


 あなた……も?

 私以外も誰かいたのか?

 私は辺りを見渡す。

 しかし、誰も見当たらない。


 少女はくるっと前を向いて、また歩き出す。


 疑問に思いつつも、あとに着いていく。


 そこからの時間は長かったが、どうにか少女の家に着いた。


 そして……


 その家には……


 私の会いたかった人がいて……

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ