表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
51/55

理解できない感情

読んでくださってありがとうございます(*´ω`*)


とても短くて申し訳ない…


キリの良い所できった結果です…


日差しの温かい、穏やかな昼下がり。

人気のないガゼボで、昼食を取りつつ今週の予定を確認していた。


「…前々から思っていたんですが、ヴァル殿下の単独任務が多いように思うのですが…」

「確かにそうだな」

ヴァル殿下は特段気にしたふうもなく答える。


「今度のワイバーン討伐も元々は一人で請け負うつもりでしたよね」

なぜか咎めるかのように語気が上がってしまった。自分でもそんな声が出たことに驚く。


それなのにヴァル殿下は変わらない様子。

私一人が気にしているようで、なんだか落ち着かない。


「魔法で一掃した方が早いからな」

「そうですが…」

「手の空いてる魔法使いは俺しか居ない。そもそもワイバーンは空を飛ぶんだ。魔法でなければ倒すのは難しい」

諭すような口調で言われ、強く出れない。



しかし、いくらなんでも一人でというのは頂けない。



「民に被害が出ている。迅速に解決するには俺一人でやった方が効率が良い…」


それはそうだ。

私だって理解はしている。


仮に、私が父から討伐依頼を受けたとして、なんの疑問もなく一人で請け負うのも明白だ。


ヴァル殿下が弱いと思っているわけじゃない。

3年前とはわけが違う。


ヴァル殿下は強い。

その成長を誇らしく、嬉しく感じるほど。


…理屈では分かっているのだ。


「なにも、お前を置いていく訳じゃない」


それなのに何故だろう。

たまにチラつくのだ。あの日の、三年前の殿下の姿が。


どうしてこんなにモヤモヤとするのか。


「分かっています…」


この気持ちは慣れていない。だから分からない。


「そうだ。いっそ第四騎士団にフィリアを紹介すればいいんじゃないか?」

「…?」

急な提案だ。

どういうことですか?といった視線をヴァル殿下に投げかける。


「陛下に許可を取って顔合わせを済ませれば、フィリアと第四騎士団を同時に連れていけるだろう?」

「そうですね。…私も賛成です」

それならばと私は頷いた。


後日、陛下に許可を取り、顔合わせはワイバーン討伐当日にすることとなった。


…その後もそのわだかまりは解消することなく私の胸に留まり続けた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ