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ユウエスの悩み④ 〜ユースフィリア視点〜

とても短いですがここで区切りたくて…

次でこの番外編も最後です(*´ω`*)

弟が変わったのはいつからだったか。


臆病で甘えたで、努力が苦手だったあの子。


それが気がつけばひたむきな努力家に変わっていた。

もとより人を惹きつける才をもっていた子だ。ひたすら打ちこむ姿を見てさらに多くの人が手を差し出した。


それは弟の成長に繋がった。


今でも甘えたなのは変わらないが、かつての気弱さは鳴りを潜め、その瞳には真っ直ぐな光が宿るようになった。


雛が空の飛び方を学び巣立っていくように、弟も自身で立ち上がり進む術を身に着けた。


それが誇らしいような、寂しいような。

気がつけば一回りも二回りも大きく成長した弟に感じたのは、やはり寂しさだったのだろう。


ふと脳裏をよぎるのは一面の銀世界と音さえ凍りつかせるような夜空。

そして無垢なキャンバスに鮮烈な赤が散って―ありがとう。その言葉だけが耳に残った。


「……」               

瞳を閉じ過去の余韻を静かに仕舞う。


ー弟が変わったのはいつからだったか。 


きっとそれは、あの身を切るような寒さを感じた冬の時期。 


私が弟に代わって戦争に赴いた時からだろう。


一応ストックはあと二話あります。

毎日17:00に予約投稿しております。


週末に入るので加えてあと数話投稿できたらなあと思っている次第です。

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