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31 放課後のあれこれ

きりがよかったので少し短いです。

次回は合宿の予定です。

僕は基本的に授業中は寝ているが、例外が少しだけある。それは体育と国語の授業だ。


体育は授業に参加しないと平常点が低くなり、テストだけでは赤点になってしまうので仕方なくやっている。


国語の先生は姉さんの担任の兎羽先生で、兎の耳が特徴的だ。生徒の反応によってぴくぴくと耳が動くので、ずっと見ていられるのだ。


僕が授業そっちのけで観察していた結果分かった事は、他のクラスメイトが先生に質問すると耳がピンと立ち、問題を解かせている時や生徒を指名して答えさせてる時には、応援しているかのように耳が揺れるという事だ。


まだまだ未知の反応を示すかもしれないので、兎羽先生の授業の時だけは起きている様にしている。


そんなこんなで日々の授業をやり過ごして、放課後に色んな人と遊んでいる。今日はあの部屋でゲームでもしようかな。たぶん冬香は今日部活のはずだから。


授業も終わって部活が休みのマモル達とあの部屋に向かう。部屋に着くとケンがお茶を淹れている所だった。


「お、丁度来たな。いま茶を淹れた所だ。」


「気が利いてるねケン君。そういう所はポイント高いよ。」


「何のポイントだよ。」


「それじゃ、俺はお茶請けになるものでも作るとするか。」


「いいね。君達は将来立派な奥さんになるよ。」


「「誰が奥さんだ。」」


「確かに?」


「そこは否定してくれ。」


だってマモルは料理作ってくれるし、ケンは細かな気遣いが出来るもの。姉さんが言うには女子力? の高い男の子だそうだ。


「それじゃ、私達はどうしようか?」


「ゲームする。今がチャンス。」


「なるほど。今日は冬香君がいないから好きに遊べるね。なら私は見学してようかな。」


冬香ちゃんがいる時にゲームしていると、横から色々と教えてくれるのは嬉しいんだけど、言っている内容が所々意味分かんないんだよね。


「冬香の奴はゲームに関しては真剣にだからな。仕方あるまい。」


さてゲームやるか。今日はどれをやろうかな?


「玄一先輩が入れば凄い大人しいんだけどな。」


「だな。」


んー、これだな。このRPGにしよう。


「ところで、玄一先輩って今日いないけど、何処か部活入ってたっけ?」


「あぁ、彼なら私と同じ演劇部だよ。今日は違う用事でいないみたいだ。」


「演劇部か、なんか凄い納得だわ。」


「同感だ。」


これもセーブデータがいっぱいだ。冬香ちゃんやり込みが過ぎるよ。


「マモル何か手伝う事あるか?」


「なら、このメモに書いてある通りに素材の計量を頼む。」


オープニングはスキップしよ。シリーズ物だし前作知らないから見なくていいや。


「了解。計りは何処だっけ。」


「あぁ、それならこっちに置いてあったはずだよ。」


「サンキュー。」


名前はシオンと。最初の武器を選んで下さいか、剣、槍、鞭かどれがいいんだろ。


「どれがいいと思う?」


「ん? 俺は剣だな、ケンだけに。」


「槍の方が武人らしくないか?」


「私も槍かな。」


なら槍にするか。ケンのは聞かなかった事にしよう。


「マモル計量終わったぞ。」


「なら180度でオーブンを余熱しといてくれ。」


「おうよ。」


「流石、いい手際だね。」


最初の敵がいきなり強すぎて負けちゃった。難易度高くない? 今の僕には敷居が高かったのかも。


違うゲームでも探そう。


「待ちたまえ紫苑君。これはね、負けイベントなんだ。」


「そうなの?」


「そうそう。これはどうやっても勝てないんだよなぁ。」


このゲームやりおるな。


「なんだ? ケンはやった事があるのか。」


「俺じゃなくて、妹達がやってるのを見てたわ。」


「ケン君には妹さんがいたのか。道理で面倒見がいいわけだ。」


「今度機会があれば紹介するわ。」


「お、それは楽しみだね。」


「紹介はするが手を出すなよ。」


「相変わらずのシスコンだな。」


「シスコンじゃねえ。」


なんだ、ケンもシスコンだったのか。僕達と同じだね。


「いいじゃないかシスコン。」


「うるせぇ。」


「よし、後は焼くだけだ。」


皆んなでゲームを交代しながら会話をして、お菓子が焼きあがるのを待つ。


チンと音がしたのでオーブンから出来上がったばかりのお菓子を取り出す。おー、スポンジケーキだ。


「後は生クリームを塗って完成だ。素材が色々冷蔵庫に入ってるから、好きにデコレーションしてくれ。」


「粋な計らいをするね。」


「ケーキ姉さんに持って行っていい?」


「いいぞ。ついでに虎徹先輩達生徒会メンバーにも差し入れするか。」


冷蔵庫からチョコペンを取り出して姉さんに持っていくケーキにデコレーションして行く。きっと驚くぞ。


生徒会室がすぐ近くにあるので、前にもマモルのお菓子を姉さんに持って行った事がある。


その時に周りの人が羨ましそうに見ていたので、それからマモルが何か作る時は必ず皆んなの分も作るようになっていた。


「よし、準備出来たぞ。持って行くか紫苑。」


「おー。」


こうして放課後が過ぎていく。


最近ツイッター始めました。

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