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30 類は友を呼びました。

もはやモブでは収まりきらない。

1限から先生の授業という名の子守唄を聞きながら、お昼休みまで寝ていた。途中先生に何回か起こされた気がするが、そんなもので僕が起きると思ったら大間違いだ。起こすなら姉さんか薫子さんを連れてくるんだな。


「おはよう紫苑ちゃん。ご飯食べに行く?」


「ん、いく。」


「しかし、授業中寝ているが大丈夫か。」


「大丈夫。薫子さんがいるから。」


「薫子さん様様だね。」


「それで出来る紫苑も凄い気がするがな。」


「ご飯に行くのは少し待ってくれないかい? 紹介したい人がいるんだ。」


ふわぁ、紹介って何の話?


「初めまして私、南司(みなみつかさ)です。まさか憧れの雲雀様に誘われるとは思っていませんでした。よければグループに入れてください。」


「彼はまた少し事情は違うが私達は同士なんだ。」


「ですです、可愛い子同士です。」


彼? 同士? 何言ってるの。


「……まさかとは思うが男か?」


「ふっふーん、よくぞ気づきましたー。でも可愛いから性別なんて関係ないよね。」


「彼は私に感化されてこうなったみたいでね。話ているうちに意気投合して、今では同士さ。」


「ねー。」


「どうしようマモル君。可愛いよ。」


「……」


あ、そういや朝に雲雀が言ってたな。思い出した。


それで女装した男を見つけてきたと。そういえばこの人、昨日までは普通に男の格好してたよね? 急にどうしたの?


あ、もしかして、これは俗に言う高校デビューってやつなのかな。うんうん、確かにこれはイメージ変わるな。


あざとい茶髪のツインテール、小顔にブラウンのクリクリお目目とピンクの瑞々しい唇が特徴的で、華奢な体型にスカートから覗く足は、ムダ毛の一本もなくすらっと綺麗で女の子よりも女の子らしい。


「まぁ、雲雀の紹介だから人格の方には問題ないだろう。」


「私も問題ないよ。」


「それは良かった。」


「それじゃこれからお友達だね。よろしくー。ささご飯食べ行きましょー、雲雀様。」


「あいつ司だったのかよ。」

「知らない可愛い子ちゃんがいると思ったら南かよ。」

「私より可愛いんだけど……」


「ふふん、可愛い女の子だと思った? でも残念、司ちゃんでした!」


何だこいつは。まるで台風のような人だな。ひとつ残念なのはもふもふがついてない事だ。それに、可愛いのは好きだけど男の子はのーせんきゅーだな。


それにしても、このクラスには似たような人が集まったものだ。


かたやあざと可愛い系女子(男)かたや綺麗系イケメン女子(男)そして僕は元男だった系? 女子(女)。


日本のことわざにこんな言葉があったな類は友を呼ぶ。



昼食を食堂で食べながら姉さん達と雑談する。


「コサキ達はもうグループ決まった?」


「うん、私達は決まったよ。マモル君を含めた男の子3人に、私と紫苑ちゃんの女の子2人の5人グループだよ。」


「実際は女の子4人に、男1人のグループにしか見えんがな。」


「何だそれ。」


「姉さんの方は?」


「私はケン達と組んでるわよ。女の子3人に男の子2人の5人グループになってるわ。」


「何とか全員女の子だけは回避して良かった。これ以上変な噂されてたまるか。」


へー、ケン以外の男の人か。マモル以外の男友達いたんだね。


「どっちにしても、ゆりちゃんがグループにいる時点で噂されるんじゃない?」


「私もそう思うな。だって1年生で生徒会に入ってるのってゆりちゃんだけだし。ファンクラブもあるからね。」


「いや、でもファンクラブって最近出来たばかりだろ? 大丈夫だって。」


「うーん、情報が正しいか分かんないけど、既に300人近くはいるみたいだよ?」


「は? ちょっとまて、まだ1週間弱だぞ。」


300人って事は、確かこの学校全体で3000人近くいるから十分の1ぐらいがファンなのか。


「何でもあの演奏を動画で撮ってた人がいたみたいで、凄い勢いで拡散したみたい。」


「それって大丈夫なの? 不味いんじゃない?」


「私もそう思ったんだけど、出回ってすぐに動画が全部消されたみたいで、情報もストップしたから大丈夫だと思うよ。」


薫子さんと菫母さんが身体検査の時に来たのってこれをするためだったりして……まさかね。


「それに動画撮った人もネットにはアップしなかったみたいで、ちょっと有名になっただけで済んだみたい。」


「300人はちょっとじゃないだろ。まじかぁ、また他の野郎どもから迫られる事になるのか。」


「迫られるってどうゆう事?」


「あぁ、女性陣には関係ない事だよ。マモルお前も気をつけろよ。」


「分かってる。既に俺は避けられんからな。」


「悟ってんな。」


「ふふふ、男の子も大変ね。」


姉さん以外の女性陣は僕も含めて頭に疑問符を浮かべていた。


「それで今日どうする?」


「私は今日も生徒会の仕事よ。」


「調理部は今日休みだから、あの部屋で練習だな。」


「私は服飾部があるからパスで。」


「私も手芸部があるから無理かな。」


「俺も休みだから遊びに行くわ。」


「じゃ、また放課後で。」


マモルが来るなら今日のおやつは期待できそう。昼も終わったし、今度はお昼寝だな。


誰か絵を描いてくれぇ。と思ったが自分の拙い文章だけで描くのは無理かも。

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