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27 検査します。

ブックマークありがとうございます。目指せ毎日更新継続。

名前を呼ばれてたので職員の後について行く。何でも、身体検査と体力測定のサポートをしてくれる職員が1人つくみたい。僕を担当する人はどんな人だろ。


「紫苑様をお連れしました。後はよろしくお願いします。」


「ご苦労様です。」


到着した部屋には検査で使うであろう器具が置いてあり、白衣を着た人が待っていた。


「それでは本日、紫苑様のサポートを担当します、薫と言います。よろしくお願いします。」


「……何してるの薫子さん。」


「いいえ、私は薫です。」


「え、でも。」


「薫です。」


「あ、そう。」


どこからどう見ても薫子さんだよ。変装する気もさらさら無いみたいで、何時ものメイド服が白衣に変わっただけだし。それで違うって言われても無理だ。それにいくら変装してようが、家族なら見間違う事は無い。


「それでは早速身体検査から始めましょうか。まずは服を脱いで全裸になって下さい。」


心配事が無くなったのはいいけど大丈夫? 別の意味で心配になってきた。


「大丈夫ですよ。ちゃんと許可も取ってあります。それに資格も持っているので任せてください。」


万能だね、薫子さん。ところで身体検査って全裸でやるものなんだ、知らなかった。


「脱いだ制服はこちらの籠に入れてください。いいです、凄くいいです。」


ぷは、何がいいの?


「では、バストから測らせて頂きます。」


どうぞどうぞ。胸を張ればいいの?


「自然体で大丈夫ですよ。それでは失礼して。」


もみもみ、ほほう。もみもみ、これは中々。


んー、これちゃんと測ってる? 僕の胸をただ揉んでるだけじゃない?


「どうですか?」


「どうって何が?」


これはふむふむ。私が触っても何も感じないと。ではこれは? と言って検査? が進んでいく。ばすと、うえすと、ひっぷ、と全ての場所を手で揉まれた。


これで終わりかなと思っていたら、今度は普通にメジャーを持って淡々と測っていった。さっきのは一体何だったのか。


その後は体重、身長、視力等の検査を終わらせて、次は体力測定に移る事にする。薫子さんに運動するためのジャージに着替えさせて貰い、グランドに向かう。


グランドでは多くの生徒が各項目の測定を行っていた。主に50m走や1500m走、走り幅跳び、ハンドボール投げが測定されていた。


どれから測ろうかなと考えていると、姉さん達皆んなを発見した。


「おーい。」


「む、紫苑か。」


「あ、紫苑ちゃん。ここにいるって事は身体検査は終わったんだね。」


皆んな薫子さんの事には触れないんだ。もしかして、分かってないとか。


「終わった。」


「俺達も終わったばかりだから、一緒に回ろうぜ。」


「薫子さん白衣姿グッジョブ。紫苑ちゃんのジャージ姿も眼福です。」


あ、普通に気付いてた。皆んなスルーしてただけなのね。


姉さんは薫子さんと内緒話をしているけど、何を聞いているのかな?


「1500メートル走は時間がかかるから後回しにするとして、どれから始める?」


「私は跳んだり走ったりするのは、後がいいなぁーなんて。」


「なら最初はハンドボール投げから行くか。」


「了解した。」


そういえば、この身体になってから全力で動いた事がないな。また注目を集めるのは嫌だなぁ。


「ここで私の出番と言うわけだな、紫苑。」


「あれ?お母さんまでいたの?」


「当たり前だ。娘の成長を確認するのは親の役目だろう。」


「でも、牡丹母さんいないけど。」


「あぁ、それ何だが、牡丹に職員の真似という器用な事が出来ると思うのか?」


「無理だね。」


まず1人で勝手に行動しそうだもん。


「だろう。紫苑達の成長はちゃんと記録と映像に残してあるから問題はないはずだ。」


「菫母様が周りに認識阻害をかけてくれる見たいだから、安心して全力を出していいのよ。」


「本当に?」


「あぁ、私を信じろ。」


「分かった。」


じゃ、やってみようかな。


「お、次は紫苑か。」


「頑張れー。」


このサークルの中から出ない様にボール片手で投げて、距離を測るんだよね。よし!


「とう!おー、おー?」


「今何メートルで落ちたか分かるか?」


「35メートルぐらいか?」


「紫苑ちゃんすご〜い。」


「記録34メートルだって、ケン達負けてるよ?」


「負けちゃおれんな。次の2球目で勝つ。」


結局は姉さんと僕が35メートルでケン達が30メートルで負けたのであった。


「あの細腕のどこに力があるんだ……」


「煽っといて何だけど、紫苑ちゃん達だから仕方ないって。」


「そうだよ。マモル君達だって男の子の平均以上何だから落ち込まないで。」


「次の項目で勝つ。」


「そうだな。」


ありゃ、変な闘争心に火を着けたみたい。


「うふふ、私達に勝てると思っているのかしら?」


「ゆりちゃんが煽るなんて珍しい。」


あぁ、そうか。姉さんは何時も周りを気にしてたけど、今日は菫母さんがいるから気にしなくていいんだろうな。なら僕も一緒に参加しよう。


「きさまらが僕達に勝つなんて3年はやい。」


「紫苑ちゃんまで!そして割とリアルな数値。」


「それって武田先輩の真似だよね?」


「そう。」


「ふっ、そこまで言うならやってやろう。」


「我らの2人の力とくと見よ。」


「ぷっ」


「「「あははは!」」」


ふふふ、冗談で皆んな武田先輩の真似をやると面白いかも。武田先輩には悪いけどあの言葉遣いを真似させて貰おう。


あ、一様勝負はやるからね。全力でかかってくるがいい、こんな感じかな?


誤字脱字、感想等くれると嬉しいです。

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