24 見つけました。
やっとキャラクターが出揃いました。まだ増える可能性があると思うのでご容赦下さい。
最後の台詞を少し変えました。
僕達は逃げる様にして音楽から出てきた。やっぱり大勢の人は苦手だな。鬱陶しい。
「見学どころじゃ無かったな。」
「質問攻めされてたねー。」
「ハーフの美少女姉妹が凄い演奏したんだ。俺だって気になるわ。」
「あら、褒めてくれてありがとう。」
「ありがと。」
「そういう意味じゃないんだが。」
「ふーん。じゃどういう意味?」
「何でエリが食いついてくるんだよ。」
「別にー。いやぁ、それにしても2人共有名人なんて驚きだよ。サインちょうだい。」
「あ、私も欲しい。」
「仕方ないわね。後で書いてあげるわ。」
「「やったー!」」
サインは何時も絵を描いた後に書くのでいいかな。でも、サインなんて貰って嬉しいの? 絵の方が良くない?
「一通り見終わったけど、あの謎の奴でも探すか?」
「今何時?」
「ん?16時30分だ。」
「ならまだ大丈夫だよー。19時に帰れば問題なし。」
「私も門限は20時だから大丈夫かな。」
「僕達も薫子さんに連絡すれば大丈夫かも?」
「あれ?紫苑ちゃん携帯持ってるの?」
「今日薫子さんに貰った。」
「やったね、なら連絡先交換しようよ。」
「使い方よくわかんない。」
「ふふ、教えてあげるから大丈夫。」
ふむ。よろしくお願いします。
「まずはメアドと電話番号を交換してと。あ、アプリでも簡単に出来るから、インストールしておくね。」
なるほど。
「はい。4人分の登録完了。アプリの方はグループに招待しておいたから、皆んなに連絡したい時はこれを使ってね。」
ほうほう……よく分からん。
「紫苑はよく分かってない見たいだから、私がやっておくわ。」
「流石ゆりちゃん。紫苑ちゃんの事なら何でもござれだね。」
「んで、どうするよ。」
「まずは掲示板でも確認しに行くか。」
「そうだね。」
「レッツゴー。」
◇
掲示板には沢山のサークルや部活のチラシが所狭しと貼り付けてあった。
「これはまた壮観だな。」
「びっしりだね。」
「この中探すのー?」
「情報が全くないからなぁ。やるしか無い。」
うーん、あの人の名前なんだっけ? 武田なんちゃらだったのは覚えているんだけどな。これは探すのに時間かかるかな。
と思ってたけどあっさり見つかった。だって明らかに1つだけ、周りのチラシより浮いてるもの。
まずやたらと上から目線の言葉で長々と文が書かれてるし、内容も連盟だの組織とか意味の分からない単語が羅列されていた。
「見つかったけど、何だか凄い行きたくない。」
「同感だ。第1見も知らぬ奴に、見下されているのが腹が立つ。」
「連盟とか組織って何だろうね。」
「こういうのって、確か中二病って言うんでしょ?」
「紫苑に悪影響がありそうね。」
「でもこの武田玄一って、確か名家の1つで玄武の家系だろ?」
そうだ!玄一だ。もやもやが解消された。そういえば言ってもんね、4幻獣の1人って。でも玄武さんが本物だから自称って事になるのかな?
「名家でまともなのって生徒会長だけ?」
「かもしれん。」
「一様、生徒会長さんが勧めてたから、変な宗教とかでは無さそうだけどな。」
「行ってみちゃう?怖いもの見たさでさ。」
「さて、鬼が出るか蛇が出るか。」
◇
チラシが示してるのは1つの小さな部屋だった。しかもご丁寧に生徒会室の隣にあって、権力的なものを感じる。
ドアをノックすると入れと返事があった直ぐに、パシィと何かを叩いた音が聞こえてきた。
「失礼します。見学大丈夫ですか?」
ケンが代表で特攻した隙間から、中の様子を伺う。
部屋の中には生徒会長さんと頭を抱えて蹲っている人に、おろおろと慌てている、狐の特徴を持った女の子がいた。
「いや、ごめんね。せっかく人が来てくれたってのに、あんまりな返事をしたもんだからついね。」
「力をもっと加減してくれ。我の頭が割れるかと思ったぞ。」
「あわわ、大丈夫ですか。」
何で生徒会長もいるの?
「ようこそって言っても、ここは僕達が気楽にお喋りするだけの場所なんだけどね。」
「はぁ、そうですか。」
「とりあえず中に入りなよ。お茶ぐらいはご馳走できるよ。」
「それではお邪魔します。」
部屋の広さは12畳ぐらいで、真ん中にはテーブルがあり、ソファーにテレビ、冷蔵庫まで置いてあった。
「なんだか自室みたいだな。」
「見て、ゲームまで置いてあるよ。」
「それでは自己紹介と行こうか。既に知ってるかも知れないけど僕は名家の1つ、白虎家の白木虎徹だ。ここの生徒会長を任されている。」
「我は冥界より来たりし4幻獣が1人、冬帝である武田玄一様だ。」
「わた、私は狐嶋冬香です。よ、よろしくお願いしまふ。」
しまふ、だって。あら、顔赤らめちゃった。
ケン達が自己紹介をしてる間に、生徒会長以外の人をよく見てみる。
仮面をしていた、ちゅうにびょう? の人は黒髪に黒の瞳で、何故か学生服が黒色の前身黒づくめの堀の深い男の人だ。男にしては珍しく髪が長く、前髪が目の辺りまで伸びていて、肩に届きそうな襟足をゴムで縛って束ねている。
狐の女の子は、そばかすがチャーミングな金髪碧眼で、ぬいぐるみの様にちっちゃくて可愛い子だ。身体に比べて少し大きめな尻尾と耳をピンと立てているのがたまらん。もふもふは正義だ。
ふと、エリの方を見ると涎を啜りなが手をわさわさしていた。あれはいけない。何としても狐っ子を守らねば。
「へぇ、君達が白雪姉妹か。噂はかねがね聞いているよ。何でも試験を満点合格した編入生が今年は2人もいるとか。」
「ほう、少しはやる様だな。」
「満点なんて凄いです。」
「どうかな?生徒会に興味ないかい?君達みたいな人材は是非歓迎するよ。」
「面倒だから嫌。」
「紫苑が入らないなら私もパスね。」
「まあまあ、話だけでも聞いてよ。その間他の人達は玄一が相手をよろしくね。サポートは任せたよ冬香。」
何故か姉さんだけを連れて説明を開始した。僕は無視かい。まぁいいや、狐ちゃん遊ぼー。
「ひゃ。どうしたの?」
「触らせて。」
「ら、乱暴にしないでね。」
「しないしない。」
ではでは。おほー!もふもふ。手触りも良いし甘い、いい匂いがするー。僕専用の枕としてお持ち帰りしていいですか?
「紫苑ちゃんだけずるい!私もー!」
「私も触っていいかな?」
「あん!そこはだめぇ。す、少し加減してくださいぃぃ!」
「女性陣は放っておいて、質問何ですけどここは何をする場所なんですか?」
「さっき虎徹が言った通りここは我らの集会の場だ。ちゃんと人の話を聞いておけ戯けが。」
「ならば何故勧誘なんて?」
「最近魂の震えが足り無くてな、我を満足させてくれる新入生を探していたのだ。」
「な、なるほど?」
「貴様らの前にも何名か来たが、我に恐れをなしたのか即座に逃げ帰ってしまってな。お前らが事実、初めの訪問者だ。」
「ここには他の名家の方も、参加しているのですか?」
「あぁ、我と虎徹の他に雲雀と龍之介もいる。」
(まじか。どうするよ?紫苑達が精霊ってバレたら面倒な事になるぞ。)
(名家4人に目を付けられたと知られた暁には、たちまち時の人になるだろうな。)
(気付かれる前に撤退するか。)
(そうだな。)
「さっきから何をいちゃついておるのだ。まさか貴様ら……」
「「違う!!」」
「騒がしいと思ったら、見学に来てた人がいたんだね。」
「ちっ! どいつもこいつも俺の邪魔ばかりしやがって。」
ありゃ、いつのまにか雲雀がやって来てる。もう1人は誰だろう?
毎日投稿継続中、果たして1週間持つのかな。




