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21 部活動紹介です。

ブックマークありがとうございます。各話にサブタイトルを付けました。

教室に着くと雲雀を中心に取り巻き達が談笑していた。初日から絡まれたので、なるべく関わらないようにしよう。面倒くさいし。


席順は依然として適当のままだったので、コサキ達の近くに座って先生が来るまで、昨日持って行ったお土産がどうなったか聞いてみよう。


「そういえば、僕のお土産はどうなった?」


「お土産?あの絵の事か?」


「そう。僕のお気に入り。」


「あぁ、それなら確かに受け取っていたぞ。帰り際に楠さんが親父達に渡してるのを見た。」


「どうだった?」


「俺は芸術には疎いので良く分からなかったが、親父がその絵を見た途端に顔色を変えて楠さんに伺ってたな。大層凄い物だったのだろう?」


「僕が描いた絵だけど?」


「ただの絵では無いんじゃないか?経営の上がる風水が付属されていたりとか。」


「そんなの出来ないよ?」


「そうか、俺の考え過ぎか。」


んー?何か驚くような事あったかなぁ?


「紫苑ちゃんの描いた絵ってどんな感じだった?私昨日の事ほとんど覚えてなくて。」


「あぁ、確か家の目立つ所に飾ってあったので、記念に携帯で写真に収めているぞ。」


「見せてー。」


「あー、これだな。」


飾ってくれたんだ、嬉しいな。コサキは渡された携帯を見てから何かに気付いたのか、自分の携帯とマモルの携帯を交互に見比べてるんだけど、どうしたの?


「え、えっ?これ本当に紫苑ちゃんが描いたの??」


「さっきからそう言ってる。」


「うそぉぉぉーー!!」


「うぉ!どうした!?」


ひゃ!急に大きな声出さないでよ。あーあ、取り巻きに凄い睨まれてるよ、僕が。理不尽な。


「なんだ?なんだ?」

「何盛り上がってんのー?」


「あははー……お騒がせしました。」


「コサキのせいで睨まれた。」


「ごめんなさい。悪気は無かったの。」


「で、どうしたんだ?」


「これを見て欲しいの。」


コサキの携帯を見るとそこには前に菫母さんにあげた絵が映っていた。


「この絵がどうかしたのか?」


「よく見てね。端の方に同じサインが描いてあるでしょ。」


「ん?んー。確かに。」


「この絵はね、この前絵画展の目玉として飾ってあった物なの。作者のsnow whiteさんの作品は世界的に有名になっているの。」


「年齢も性別も分からない作者さんで、不定期に絵が届くだけで表舞台には一切出てこない事でも有名なの。」


「なるほど。つまり、このsnow whiteが紫苑だったという訳か。」


「そうなの!私の好きな作者さんが友達なんて!握手して下さい。」


何故に握手?まぁいいけど。おーおー、コサキのぷりちーなお耳と尻尾が幸せを表現するかの様にピクピク動いてる。かわゆす。


「あ、でも紫苑ちゃんなら仕方ないか。特殊な事情だもんね。」


「それにそれだけ有名ならば、変な事をする輩が出てこないとも言い切れないからな。」



話題の切りがいい所で丁度よく朝のホームルームが始まり、今日の日程を確認する。


1限は部活動紹介なので入学式の時にも使った講堂に移動する。講堂に着くと真ん中のステージが変わっていた。


マットが床に敷いてあって紹介に使うのであろう多彩な道具が綺麗に並べてある。それに、真ん中のステージを映し出す大型のモニターが左右に付いてる。これは後ろの人でも鮮明に見られるようにする為の配慮だろう。


新入生が全員集合したところで、1人の生徒がステージに出てきた。


「おはよう諸君。僕は生徒会長の白木虎徹(しらきこてつ)だ。今日は僕が司会進行を務めさせて貰うよ。」


真っ白な短い白髪にはゆるいパーマがかかっていて、甘いマスクとは裏腹に獲物を探すようなタイガーアイの瞳を持った180センチぐらいの人だ。


「「「キャァァーーー!!」」」

「「「白木様ーー!こっち見てーー!!」」」


凄い人気者だね、女の子限定だけど。男は皆んな仏頂面で面白く無さそう。


「あの人は雲雀さんと同じで日本の四代名家の1つで、猫柳高校(ここ)の理事長と同じ家系だね。」


「コサキもあの人好き?」


「私は何とも。そ、それに私はマモル君がごにょごにょ。」


そうか、コサキはマモルしか興味ないのか。ならずっとにゃんにゃんしてるといいよ。


「それじゃ、まず部活動とサークルについて説明するよ。我が高校は学校から公式に認められた物が部活動、それ以外がサークルとなっている。部活動には様々な条件があるんだけど、ここでは割愛させてもらうね。」


この後、長々と説明があったけど要約すると部活は強制ではない。サークルなら部活との掛け持ちも大丈夫。手元にある冊子でここで紹介しきれなかった物は自分で部室または活動場所に見学に行くことが可能、だそうだ。


というか、冊子なんて貰ってないんだけど。あ、多田羅先生がしまったって顔してる。あれは忘れてたな。


吹奏楽部の壮大な演奏に始まり文科系、体育会系の紹介が進んでいく。それぞれが実績や設備等のアピールポイントを伝えているのを皆真剣に聞いていた。ここではサークルは紹介されないので後で姉さんと確認しょう。


紹介も終わり生徒会長が締め括ろうとした時、講堂の全ての照明が落とされた。


「どうした?何かの演出か?」

「不具合でもあったのか?」

「おい、確認急げ。」


「なんだろうね?」


「分かんない。」


「フゥーハッハッハ!!」


誰かの笑い声と共にステージだけに照明が付いた。そこには黒いマントと仮面で顔を隠している人が変なポーズを決めて立っていた。


「よく来たな新入生(ヒューマン)よ。我は4幻獣が1人武田玄一(たけだげんいち)である。貴様らには我の創設した組織に入る権利をやろう。光栄に思えよ。」


なんか凄い上から目線だなぁ。前に青龍さんが言ってた問題児の筆頭かもな。多田羅先生と生徒会長さんが爆笑してるけど止めなくていいのかな?あ、他の先生達に連行されていった。


「あはは、最後にしでかすのが玄一らしいや。少し変わっているけど中々楽しい奴だから、是非見学に行ってやってくれ。」


途中で連行されたから詳細分からなかったけどインパクトは絶大だな。さて何処に見学に行ってみようかなぁ。


もう梅雨の季節になりますね。

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