19 いただきます。
沢山の人が新しく出ていますがストーリーに関わることは少ないので、覚えなくても大丈夫です。
突然の事で皆んなの動きが止まり、眩しさに目を細めていると光の中から2人の妙齢の女性が出てきた。
1人は白銀の髪に緋色の瞳でたわわに実った豊満の胸を張り、悪戯が最高した子供の様な笑みを浮かべて、もう1人は漆黒の髪にサファイヤブルーの瞳で隣の女性の悪戯を咎める様に、それでも再会を喜ぶ様な微笑みを携えて現れた。
「何がどうなった?」
「神よ……」
「え?マジック?」
「ご紹介致します。こちら原初の精霊の白雪牡丹様と白雪菫様です。」
皆んな突然の事で混乱している中で何事もなかったかの様に紹介する薫子さん、流石です。
なんにせよ、落ち着いた所で言っても同じ様な反応の気がするから大丈夫か。
「がはは、またまたご冗談を。外国の方はジョークが上手だな。なんてな。」
「白雪って事は紫苑ちゃん達の家族?」
「母親、には見えんな。年の離れた姉がいたのか?」
やっぱりそうなるよね。誰も信じてないや。どうやって納得させるんだろ?その間ご飯でも食べながら眺めてよ。あ、このお吸い物美味しい。
「あれー?せっかく派手に登場したのに、誰も信じてくれないよー?」
「だから言っただろう。唯でさえ一般人にとっては精霊と言うだけで雲の上の事なのに、原初なんて御伽噺と同じレベルだろう。誰も信じないわ。」
「えぇー。それならこれはどう?」
「あ。」
おぉー、畳から続々との花が咲き始めてるぞ。僕1人じゃ出来ない事を平然とやる所を見ると、やっぱり年季の違いを感じるな。
そういや、お母さん達って今何歳ぐらいなんだろ?前に聞いた時は教えてくれなかったし。
「阿保、人様の家に何をしている。」
パチンと菫母さんが指を鳴らすと、足元の花が全て消え失せた。
えっ!今何したの?一瞬の事で全然分かんなかった。今のやってみたいかも、なんかカッコいい。お、この数の子だっけ?の食感好きかも。うまうま。
ん?皆んな静かだなぁと思ったら、どうして片膝をついて跪いているの?
「やっぱりこうなるか……」
「何がどうなったの?」
「あぁ、ゆりか。いやな、私達のこの力を一般人が感じると本能で理解するみたいでな。大抵の場合こうなる。」
「へー、知らなかったわ。」
もぐもぐ、そうなのか。知らなかった。
「あ、貴方様は本当に精霊なのですね。」
「そうなると紫苑ちゃん達は一体?」
「ん?私達の娘だよー?」
「娘……と言う事は紫苑ちゃん達も精霊!?私は今までなんて事を!!はぅ。」
あ、変態が気絶した。
◇
変態が気絶すると言うアクシデントがあったものの、どうにかしてお互いの自己紹介までに漕ぎ着けた。
「わ、私めは堅心の父の総悟です。よろしくお願い致します。後、妻と娘が2人いますが今日は他の所にパーティーに行っていまして。」
ケンのお父さんは特徴の無い普通の人だった。ちょっとだけ残念。もふもふが足りない。
「俺は護の父の樹だ。家に精霊様が来たとなれば、抜群の宣伝になるな。がはは。」
「うふふ、そうですね貴方。私は妻の茜です。末永くよろしくお願いします。」
マモルのお父さんはマイペースって感じだな。お母さんは大和撫子と言った感じで、特徴は無いのだけどお互いを理解している雰囲気はなんだか砂糖を食べた気分になる。
「私は紗衣里の父の隆です。本日は娘が失礼しましたぁぁぁー!!」
「妻の陽奈です。どうかご容赦くださいぃぃーー!!」
おぉ、これがジャパニーズ土下座か。変態の両親は意外とまとも見たいだな。
「私は小咲の母の春香よ。これから仲良くしてくださいね。」
「父の秋斗です。精霊様と知り合いなるとは人生分からないものですね。」
コサキと同じの猫耳と尻尾がキュートすぎて目が釘付けになった。にゃんと魅力的な物なんだ。
お互いの紹介が終わり食事が再開されると、最初はぎこちない様子だったが大人組に出されていた日本酒などのお酒で酔いが回り始めると硬さが取れて賑やかになっていた。ケン達も最初は驚いていたけど、どこか納得した様子で直ぐに順応してくれたので助かった。
変態もといエリは何でも言うことを聞くから許してください、と泣きついてきたので許した。何お願いしようかな。
ふう、ご飯も粗方食べて満足したので、今度は大人組のお酒をちょっだけでもいいから飲んでみたいな。ばれないように少しだけ拝借しに行こう。
「紫苑ちゃん何してるの?」
ぬう、もう変態にばれてしまった。流石に遮蔽物がないと難しいか。
「極秘ミッション遂行中。」
「なんだそれは。欲しい物があるなら取って来るぞ。」
「大丈夫。自分で手に入れる。」
こうなったら真正面から大人組の所に突撃だ。肉壁としてエリも連れて行こう。
「ゆりは行かなくてもいいのか?」
「んー?あぁ、大丈夫よ。それに燥ぐ紫苑を見ながら食べるご飯も乙なものよ。」
「あれではしゃいでるのか。」
「うふふ、本当にゆりちゃんは紫苑ちゃんのこと好きだよね。」
肉壁が犠牲になったおかげで小さいサイズのお酒の奪取に成功した。でも、1人で飲むのには量が多いかも。あ、コサキの飲み物がなくなっているみたいだから少し分けてあげよう。はい、おすそわけー。
口に含むと鼻を通るフルーティーな香りがしてとても飲みやすい。コサキに分けなくても良かったかも?あれ、何だか体が熱くなってきた。
「お、戻ってきたな。何飲んでるんだ?」
「ちょっと待て、紫苑の様子がおかしくないか。顔も赤いし。」
「お。」
「「お?」」
「お姉ちゃぁーん!」
「どうしたの紫んっ?んー!」
「ぷは、体が熱くて仕方ないのぉ。鎮めてぇ。」
「紫苑がこんなに積極的だなんて。」
「おいぃ、どうすんだよこれ。絶対酔ってるだろ。」
「男の俺たちでは介入しずらいな。小咲頼めるか。小咲?」
「マ、モ、ルく~ん。私とにゃんにゃんしましょー。」
「な、何をいってるんだ。」
「ぐすん。私とじゃ嫌ですか?」
「そういうことではなくてだな。」
「えぇい、このままだと発禁の事案が発生しちまう。おーい!大人組の誰でもいいから助けてくれー!!」
◇
むにゃ、んんー。あれ?何で家のベッドで寝てるんだろ。隣には全裸姉さんとついでに薫子さんもいるし。昨日どうなったんだ?確かお酒を飲んでその後……何したっけ?覚えてないけどパーティー楽しかったなぁ。結局お母さん達と全然話せなかったけど今家にいるのかな?
毎日投稿している人は素直に凄いと思いますね。自分は一週間に二、三回ぐらいが限度かもしれません。




