15 友達が出来ました。
ブックマークありがとうございます。
なるべく1週間開かない様に更新出来るように頑張ります。
鳥飼紗英里→鳥飼紗衣里に変わっただけです。
もうここは何も余計な事をせずに、流れに身を任せる事にしよう。僕は無力だ。
新たに増えた女の子2人が犬と猿を連れ去ってくれたら1番理想的なんだけどなぁ。
「迷子の女生徒かと思って声を掛けただけだよ。」
「顔見知りだったのは驚いたがな。」
「ふーん?顔見知りねぇ。一体どこで……。」
なんかこっち見て固まったんだけど。
「ん?エリちゃんどうしたの?」
「可愛い?可愛い!可愛いぃぃーー!!」
ひっ!ちょ、叫びながら向かって来ないでぇー。
急いで姉さんの背に隠れて、盾にする。
「あ〜ん、かわゆいなぁ〜。んんー?ようみると盾にしとる、お姉ちゃんもえらいべっぴんさんやなぁ。」
ぐふふと良きかな良きかなと涎垂らして、手を奇妙に動かしてる変態を何処かに隔離してくれませんか。
「もう急にダメでしょ、エリちゃん。妹ちゃん怖がってるよ。お姉さんはファイティングポーズまでとってるし。」
「職業病だからと言って擁護出来ないレベルだな。」
「あぁ!ごめん、ごめん。あんまりにも可愛いもんだからつい。」
「何がついだよ。あー、なんかごめんな?」
「紫苑は誰にも譲らないんだからね!!」
「おいー。エリのせいで話が拗れたじゃねーか!」
一悶着あったものの無事和解に成功し、ここで出会ったのも何かの縁と互いに自己紹介を始める事になった。
「じゃあ、まずは俺からな。俺は犬山堅心。こいつらからはケンって呼ばれてるな。」
「俺は猿渡護。気軽にマモルとでも呼んでくれ。」
「さっきはごめんなさい。私は鳥飼紗衣里です。エリって呼んで欲しいな。」
「私の名前は猫宮小咲って言います。私の名前は自由に呼んでいいからね。」
ふむ、犬と猿、変態と猫ちゃんか。
犬は茶髪のウルフヘアーで喋り方も軽薄そうだけど、周りを見て考えて話してる感じだ。なんか苦労してそう。
猿は黒髪のスポーツ刈りで生真面目な印象だ。身長は僕より頭一つ分くらい違うので会話し辛いかも。
変態は変態だ。それ以上でもそれ以下でもない。一様補足するなら、黒髪のショートボブで金色のメッシュが少し入っている髪型で、活発な性格なんだろう。身長は僕より少し高いぐらいでぺったんこだ。どこがとは言わないが。
猫ちゃんはゆるふわガールの亜麻色セミロングで、髪が緩くカールしてるボン、キュ、ボンの猫ちゃん。是非ともそのプリティーなもふもふを触らせて欲しい。
「私は姉の白雪ゆり。海外育ちで高校からこっちに引っ越してきたの。そして、背中から覗いてるのが双子の妹の紫苑よ。日本に来てから日が浅いから知らない事も多いけどよろしくね。ちなみに紫苑は私のだから。」
そう言うや否や、姉さんは皆んなに見せつける様にキスして来た。軽く唇を触れ合わせるだけのものだったけど、効果てきめんだった。
「うぉ、そこまでしなくても誰もとらねぇよ。」
「ゆりは愛情表現が過激なのだな。」
「キマシタァーー!」
「姉妹で禁断の、あわわ。」
これで変態はおとなしくして欲しい。僕は姉さんのだから。
互いの自己紹介も終わった所で、そろそろ移動しないとまずい時間になって来た。4人のクラスを聞くと猫ちゃんと猿が僕と一緒で、変態と犬は姉さんと同じクラスだそうだ。良かった、変態と離れてて。
「じゃあ、終わり次第そっちの教室に向かうから待っててくれよ。」
「了解した。」
「また後でねー、紫苑ちゃん。」
「変態は来なくていい。」
「そんなぁー。」
「あはは、嫌われちゃったね。」
そんなこんなでそれぞれの棟に分かれて、教室に向かう。僕達は東棟で姉さん達が西棟だ。
東棟に入ると下駄箱が無かった。あれ?確か学校には上履きに履き替えると教わったんだけどなぁ。
「ん?どうした?」
「下駄箱が無い。」
「あー、確かにそうだな。」
「多分、生徒の人数が多いから作るの大変なのかもね。」
「生徒全体で相当な人数いそうだしな。無い物は仕方ないし、気にしなくていいだろう。」
ならいいや。郷に入っては郷に従え、と言う言葉があるぐらいだしそうしよう。それに廊下や階段は綺麗で、東棟の入り口には靴底を掃除するマットが敷いてあるので汚す事も無いだろう。
1年生のクラスは5、6階なのでエレベーターで上がる事にする。11〜15クラスが5階で、15〜20クラスが6階という感じになっているみたい。
ようやく教室に到着すると既に人はほとんど揃っていた。見たところ男女は半々くらいで1クラス40人程度の様だ。
今日は座る席順は決まっておらず好きな所でいいらしい。丁度よく窓際の席が空いていたのでそこにする。
他の2人は来るのが遅かったのでバラバラに空いてる席に座っていた。
そうして、チャイムの音と同時に先生が入って来た。
「おはよう。編入組の人は入学おめっとさん。繰り上がり組は、またよろしくと言った感じだな。」
「今日からこのクラスの担任になる多田羅刹那だ。担当教科は数学なんでよろしく。」
なんだろう、ボサボサな黒髪のデコの辺りから生えている一本の角が凄い気になる。
「あー、これから入学式なんで廊下に並べー。順番とか気にしなくてオッケーだから。」
この先生席順といい、色々と適当だな。服装とかはキチンとしてるのに。
廊下に出ると他の教室の人も皆んな並んでいた。入学式は東棟と西棟の真ん中にある講堂で行われるのでそこに向かうみたい。
講堂に着くと保護者と新入生で凄い人数になっていた。それでも席が余ってるので多分、全体で3000人は入るんじゃないかな?
全員が席に着いた所で司会の人が開式宣言をして入学式が始まった。
朝から色々あったので、新入生代表挨拶や白虎さんの式辞をつらつらと話してるのを聞いていると、子守唄にしか聞こえなくなって来た。
入学式が終わったら起こして欲しいと隣の猫ちゃんに伝えた所で限界だった。お休みなさい。
名前考えるの大変ですね。




