第三十七話 りけいの師匠② 〜算術〜
りけいは女に勧められてアルケンメタに移動していた
「ここはどういう施設なんだ?」
「ここはアルケンメタ、この国の極秘の算術の書物が置いてあります」
「なぜ俺をこの場所に連れてきた?他の者は少ないようだが……」
「あなたは私が見てきた中で一番図書館で化学の書物を見ていたので、この国のためになる学者ではないかと思ったのです」
「なるほどな、あくまで損得感情、実に合理的だな、まあいい、これからここの書物を見させてもらう、それでいいんだな?」
「はい、どうぞご自由に閲覧して行ってください」
りけいは大図書館アルケンメタの算術書庫を見て回った
「ん?これは……」
りけいが目を止めた書物はこの世界の魔法の威力の本だった
「題名は……世界大魔法威力?なんだこの訳がわからん本は?」
りけいが目をとおすとそこには魔法威力の詳細が書かれていた
「魔法威力は合計三つ、メガ、ギガ、テラとある。その威力を計測したものが以下の結果にある。以降メガ、ギガ、テラを、x、y、z、と命名する」
りけいがさらにページをめくるとそこには1000個のデータがあった、さらに先を読み進めていくと
「この1000回の魔法記録によると、人物の魔力も魔法威力に加算されると考えられる。さらにスキルなども乗る可能性がある。下記は魔法の威力の計算式である
xまたはyまたはz × 基礎魔法威力×乱数(0.8〜1.2)=魔法威力となる」
このようなことが長々と書いてある書物をりけいは何時間、何十時間、さらには何日も見ていた、そして数日後
「ありがとう、参考になった」
「はい、ではこれで…….」
「少し待ってくれないか?」
「はい?なんでしょう?」
「お前、まだ何か隠しているな?」
「え?そんな事はないですよ……」
「いや、まだあるはずだ」
「なぜそう思うのですか?」
「俺が気づかないと思ったか?この図書館の名前、アルカンオルト、アルケンメタ、だ。つまりアルカンとアルケンの次はアルキンだ、どうだ?あっているだろう?」
「それは……たまたまです、そういうこともあります」
「確かに、たまたまの可能性もある、だが他にもヒントがあった、それはさっきの名前の後、オルトとメタだ、これはオルト、パラ、メタを表しているんだろう?」
「……さすがです、私の目に狂いはありませんでした、そうです、最後の大図書館、アルキンパラがあります」
「案内してくれるんだろう?」
「もちろん、こちらです……」
りけいと女は最後の大図書館、アルキンパラに向かった
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