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第三十五話 佐瀬瑠の師匠⑤ 〜信じるということ〜

「佐瀬瑠さん……!」


 セレスは初めて大きな声を出す


「神を!信じてください!!」


「は?私は信じないって……」


「信じて!神を、みんなを!!」


「信じるって……みんな裏切る……裏切って、馬鹿にして…… 」


 佐瀬瑠はうつむく、しかしセレスは慰める


「少なくとも私は裏切りません!だから……信じて!」


「……でも、今までそうして嘘を吐かれた……!嘘を、嘘を……!」


「信じてください!私を!」


「あなたを?神を信仰しているあなたと?私は神を信じないって言っているのに?」


「神を信じるも信じないも今はどうでもいいんです!私を、私だけでもいいから!とりあえず信じてください!」


「とりあえず信じる……それってどうなの?とりあえずってその先は?」


「今のことを考えて!今を考えて、今を知って、今を生きて、今を、私を信じて!」


「……………」


「佐瀬瑠璃さん」


「…………………」


「佐瀬瑠璃さん!!!」


「……わかったわ、信じるわ……とりあえず、あなただけでも……」


「佐瀬瑠璃さん……!!」


「あなただけでも信じてみるわ」


「佐瀬瑠さん!ありがとう!じゃあ一旦帰りましょうか!」


「そうね、そうしましょう」


 二人はセレスの家に帰った、仲良く手を繋いで……



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