第三十話 佐瀬瑠の師匠② 〜神様〜
二人は神に祈りを捧げていた
その二人を横目に、シスターたちは小声で話していた
「ねえ見てあの二人、あんなに真剣に祈りを捧げているわ、私たちも見習わないとね」
「さすがセレスさん!あんなに真剣に祈りを捧げていらっしゃる!まさに最高のシスターね!」
「いや、でももう一人いるあの女の人もすごいわよ、あんなに神像のみを一点に見つめて祈りを捧げている、おそらくセレスさんが連れてきたんでしょうね」
シスターたちが口々につぶやく中、ただ熱心に祈りを捧げていた二人は……
〜セレスの心の中〜
(おお神よ、この迷える子羊にお導きを!神よ、私に神のような力をお恵みください……)
〜佐瀬瑠の心の中〜
(オオカミヨー、たすけてー、というかこれする必要あんの?めんどくさいなぁ、ああ、さっさと終わらないかなぁ)
セレスは真面目に、佐瀬瑠は適当に祈っていると突如周りのシスターたちが倒れる
突如、地面から六芒星の魔法陣が現れる
カーン、カーン、カーン、カーン
鐘の音が鳴り出し、魔法陣から巨大な扉が出現した
カーン、カーン、カーン、カーン
扉が開くと、そこには神々しい女性が立っていた
「我を呼んだのはお前らじゃな?」
「お、おお!神よ!お初にお目にかかります!私の名前はセレスと言います!」
セレスは即座に神にひれ伏す
「ええ!いやいやいやいや!!なんか魔法陣でてきて巨大扉も出てきたんですけどぉ!そんであなた誰ですかぁ!?」
佐瀬瑠は珍しくとても驚き、セレスの発言をなにも聞いてはいなかった
「ほほう?やはり面白そうだから出てきたがまさかここまでとは、そこのセレスというもの」
「はい!」 セレスは即座に返事をする
「そなたの願い、叶えてやろう、お前の願いは助言と妾のような力を手に入れることだったな?」
「はい!そうです!」 またもや即座に返事をする
「では助言の方からやろう、お前はその女としばらく行動を共にしろ」
「は、はい!!わかりました!」
「そして力だったな、ではお前にはテラ・ヒールとテラ・ホーリー、そして⁂女神加護をやろう」
「あ、ありがとうございます!女神様……いや、カリュス・マハルクス様!」
「ほう?我の名前をこの下界でまだ覚えているものがいるとは、誇りに思うが良いぞ」
「ありがとうございます!」
「そして、お前をどうするか、だな」
カリュスは佐瀬瑠に目を向けると笑った
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