第十七話 直の師匠⑤ 〜本番〜
計画決行日、直と女は宝石屋の物陰に隠れチャンスを窺っていた、するとターゲット カヌモッチが来た
「ぶフュフュ、やはり付き添いがいない方が気楽よのう、今日は貸切の宝石屋で買い物!ブフュブフュ!
最高ですのお!!」
小声で女が「キタキタ!!直!準備して!」
「OK」
直はガサゴソと準備をすると女が合図を送る
「行くよ……3…2…1……GO!!」
二人は完璧なタイミングで飛び出す
「ブフュブフュ、楽しみよのう……」
カヌモッチの悪趣味なカバンに直が女の財布を入れる
「ブフュブフュ!」
(男は気づいていないようだぞ!!お願い!)
直がアイコンタクトを送ると女が計画通りに騒ぐ
「きゃーー、だれかーー、このおとこがわたしのさいふをぬすんだのよーー」
計画通りに騒ぐと男はもちろん驚く
「ブフュ?!?!どうゆうことだぬ?妾は盗みなどしておらぬぞよ??」
まるで定型文に沿ったような言い草で簡単に進む
「このおとこ、わたしのさいふをじぶんのかばんにいれたのーーだれかーー」
(よしよし!良い感じ!!)
「ブフュブフュブフュ、カバンに入っている?そのな訳ない……ボフュ!????」
男のカバンにはしっかり財布が入っている、男は当然否定する
「ブフュ!違う!妾はやっておらぬのだ!はめられたのだ!!!」
(普通ならある程度は聞いてもらえるだろうね、しかし
既に手は売ってある!!)
「おいおい、あのオクノダ家が盗みをしたらしいぞ」
「しかしさすがに冤罪なんじゃないか?オクノダ家は
金持ちなんだろう??」
「いや、あの女性は八百屋の店主を助けていた人だ!
あの人たちが冤罪なんてするはずがない!やはり
あのカヌモッチが盗んだんだ!」
「そうなのか?それならあいつがやったのか」
民衆は完全に女が掌握したと言っても過言ではないだろう
「衛兵だ!カヌモッチ!抵抗するな!」
「ブフュ!!!やめるのだ!妾はやっておらぬのだ」
男は捕まる、直と女の計画通りに進んでいる
「ブフュ!!やっておらぬのだぁーー!!」
「カヌモッチさん、あなたが犯罪をしたことは許しません。しかしお金を払ってくれるなら許してあげてもいいでしょう!」
(よし!順調に進んでいる!あとは男の返事だけど……)
「ブフュ!許さんのだ!裁判!!裁判なのだ!!」
((なに!?裁判!?まじか!!))
二人は本気で驚いていた、しかし二人にとっては
別に大したことではなかった
「………わかりました、では…裁判で会いましょう!」
〜裁判へ続き直と女は壮絶な戦いをすることになる〜
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