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第十五話 直の師匠③ 〜実行〜

〜〜〜 決戦日当日 〜〜〜

 ソゲノースの特に人通りが多い場所で決行することになった

「では言ってきます!」

 小さい声で二人に言ったあと男は飛び出した

「あーーん?お前その野菜はなんだぁ!?あぁ!?」

((良い感じに厄介な客を演出してる!))

 二人の考えていることは同じだった、しかし野菜にいちゃもんをつけるのは微妙だと思ったのも二人とも同じだった

「す、すいません!いま片付けますから……」

 店主はいさぎよく店の中に商品をしまおうとしたが、もちろん止めにかかる

「おいおい!それで済ませるき気か?ああ?それを俺が食ってたら死んだかもしれねえだろ!弁償できんのか?ああ??」

 意味のわからんいちゃもんで店の店主に文句を言う、もはやこれが本業かと言わんばかりの所業である

「すみませんすみません!もうこれぐらいで勘弁してください!」

(良いね!民衆の目線が集まってる!さすが強面男!)

「まあいい!そこに土下座しろ!そして俺の靴を舐めるんだ!ほれ!早くしろ!!!」

 悪魔的発想!本当に演技でやっているのか怪しくなってくる

「おい見ろよ……ヤバい奴がいるぞ」

「そうだな……関わりたくねー」

「あいつの顔見たことあるな……もう二度と近づかないでおこう」

(いいねいいね!やっぱりあの人に任せてよかった!)

 女か直に小声でささやき飛び出す瞬間を教える

「よし!そろそろ行くよ!3……2……1……GO!!」

 直と女は走り出し、手筈通り男に立ち向かう

「やめるんだ!店主が困っているだろう!」

「そうですよ!それ以上はやめてあげてください!」

 良い感じに民衆の目を集めている

「なんだお前たちは?文句があるのか?」

「いいんです!やめてください!私が悪いんです!」

 店主は関係性を知らないので直と女を良い人と思い込んでいる

「ダメだ!許さないぞ!このやろう!」

 実は「このやろう」が殴る合図となっていて男はしっかりと反応する

「このやろう?ふざけるな!オルァァァ」

 男は手筈通り殴ってくれたが……

「うわーって、痛ったぁぁぁ!」

 男は手加減を忘れて本気で殴り直をぶっ飛ばした

「おい!あの男子供を殴ったぞ!」

「ヤバい!どうする?」

「やめてください!これ以上彼を刺激しないで!」

 二人は心の中で思う、(計画通り!!)

「もうこれぐらいでいいでしょう?この店主も反省しています!許してあげてくれないでしょうか?」

 ここで引き下がればバレてしまいかねないのでまた食い下がる

「ああ?そんなことで引き下がると思ってんのか?ふざけんな!お前もそこのガキと同じようになりてぇのか?ああ?」

 良い感じに反論する、ここいらでいいだろうと判断した直が起き上がる

「……僕は良いよ!お願い!許してあげて?」

 この「お願い」が合図となっており男は引き下がる

「チッ、まあいい、そこのガキと女に免じて今回は許してやるよ!ハッ」

 男はイライラした感じで離れると民衆は歓喜する

「おおおお!あの小さな子供が店主を救ったぞ!!」

「そうだな!!あの女性もすごい説得術で……!!」

「あの子供……あんなパンチを喰らっても泣いてねぇ……俺たちも見習わなきゃな!!」

 民衆の感謝、および信用を勝ち取った!

「いやあ、どうもどうも!ははっ!」

「私はさも当然のことをしたまでで……」

 二人ともにしか聞こえない声で言う!

        「「計画通り!!」」


     〜〜〜現在信用度100/100〜〜〜


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