第十三話 直の師匠① 〜出会い〜
直の修行は順調……ではなかった
「どうやったらいい感じにクズになれるだろう?」
そう考えていると絶好のタイミングで現る
「きゃーだれかその男からバックを奪い返してー」
「はぁ!?どうゆうことだ?ってうわー」
目の前で窃盗犯が捕まった、この街はそこそこ治安が良く珍しい光景だった
「うわー治安悪いなー、ってあれ?」
女がニヤニヤしながら声が漏れる
「計画通り!」
「えっ?」
直は気づいたが他の人たちは気づいていないようだ
「まあ今回は200000Aで許してあげるわ!どう?」
「はぁ?何いってるんだお前!俺は奪ってなんかって痛い痛い痛い!」
衛兵が押さえつける
「今回お前の犯罪歴を帳消しにしてくれるんだぞ!大人しく払っておけ!」
「くっクソっ、ほらよ!!」
男はまあまあ大人しく金銭を支払った
「ちょっ、ちょっと待ってください!」
女に向かって直は走り出す
「なんですか?何かようでも?」
女は優しーい感じの声で返事をする
「ちょっとこっちにきてください」
直は人目が少ないところに女を連れ込む
「なんですかおチビちゃん、こんなところに連れ込んで」
「……さっきやったよな!エ・ン・ザ・イ」
直の目が変わると女のオーラが変わる
「きゃ………」
直が女の口を塞ぐ、女が大声を上げようとしたからだ
「まあ待て、一つ提案がある、お前のクズなスキルを全て教えろ、そうすればさっきの事は全て水に流してやる」
女はニヤリと笑う
「なるほど、あんたもその口か……いいよ!教えようじゃないか!犯罪の……いや、『クズの神髄』を!!!」
〜〜〜ソゲノース城下町〜〜〜
「まずここから始めよう、すぐに行うのではなくしっかり準備を進めてからやるよ」
女は何か勧めているが、直は何も気づかなかった
「何をしているんですか?」
「ごめんごめん、言い忘れていたわね、まずやることは『信用作り』よ!」
直は何かよくわからなかったのでさらに質問する
「どういうこと?信用してもらって何かいいことがあるの?逆にやりづらくなったりしない?」
「ははは!そんなことない!その逆!信用作りをすることによってさらに簡単になる」
女が準備していたのはりんごの荷物だった
「今から私がそこら辺の人にぶつかる、するとりんごがぶち撒かれる、そこにあなたが通りかかってそのりんごを拾って『良い人』になるという計画だよ」
そこらへんに歩いていたガラの悪そうな男に女はぶつかった
「きゃーー、いたた……あっ!りんごが……」
女がしっかり役目を果たす
「あ?なんだおめぇ?俺にぶつかってきておいて舐めてんのか!?!ああ!?!」
そこに直が飛び出す
「まあまあおちついて、ああたいへんだ!りんごがー、ひろいひろい」
直がりんごを拾う、もちろん男は怒る
「なんなんだおめぇら!ふざけんな!このや……」
そこに民間人が通り掛かる
「やめないか!良い大人が!こんな可愛い女の子と小さい男の子をいじめて何が楽しいんだ!」
「「計画通り!!」」
二人はだいぶ一致団結したようだ
〜〜〜現在信用度30/100〜〜〜
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