滅亡者 その2『ダグラス』
ダグラスはこの国の王族として生まれた。
けれど実際の国の実権は、公爵家の宰相イワンが握っていた。
イワンの次女ダイアナが王妃である為、彼の権力は揺るぎないものになっていく。
ジャナールは優秀な兄達が亡くなり、急遽据えられた国王であった為、何もかも宰相であるイワンの言いなりだった。
前国王も彼に頼りきりだった為に、協力を仰げる者もいない孤立状態だった。
そんなイワンが傀儡として侮ってきたジャナール国王が、ある日爆弾発言を落とす。
「隠居して息子に王位を譲り、その後離縁してレモア伯爵令嬢と婚姻したい」
ジャナールの言葉に耳を疑うイワン。
確かに成人した王子が二人もいるのに、今さら側妃を娶るメリットはない。継承権問題を起こすだけだ。
それでも国王が望めば、側妃の一人や二人は迎えられるのが国王の持つ権力と言うもの。けれど今の彼はそれを許されないことを、身をもって知っている。だからと言って、レモアと離れることだけは出来ない。
ジャナールは、それを考えて退位を口にしたのだ。まだ30代と若い彼だが、政務はイワン、ダイアナ、王子達が担っている。イワンはジャナールから権限を奪う為、王位に就いた時から彼を実務から切り離していた。そして仕事もしない愚か者だと、彼の支持者を奪っていったのだ。
父親に逆らわないダイアナと、嘘を信じている王子達。そして波風を立てることを避け、批難を浴びながらも黙していたジャナール。
死んだように王位に就いていたジャナールは、その地位に執着がなかった。
けれど下手に王子に権力を渡すことで、今までのように好き勝手できないと危ぶむイワン。更に後ろ楯もない小娘に国王が奪われたと、ダイアナや公爵家が侮られることも我慢がならなかった。
だからこそ離縁する代わりに、レモアを側妃とすることを認め、譲位することを妨げたのだ。
その結果として、更にジャナールは冷遇された。側妃であるレモアも生家より援助がなく、見捨てられた存在として使用人に見下されていく。
継承権問題が起きぬようにと、使用人達に避妊薬を食事に盛らせていたが、その摂取状態され放置されるくらいに。
そして、結果としてダグラスが生まれた。
怒り狂ったイワンにより、配膳役のメイドは地下で鞭打ちされ紹介状も持たされず解雇された。その後の配膳役はそれを知っている為、仕事を怠らない、怠れない。
「余計な問題が生まれたものだ。王子一人に、どのくらい予算がかかると思っているのか。殺すことも出来んし、全く忌々しい」
さすがのイワンも、ダグラスに手を下すことはしなかった。仮に死に至るようなことがあれば、何を置いてもジャナールは城を出るだろうことが分かっていたからだ。
彼はイワンを信じていない。
ジャナールとレモアは幸せだったが、ダグラスは孤独だった。
王妃や宰相は直接関わってこない。これは良い。
だが父ジャナールのことを『仕事を放棄し、母ダイアナに負担をかけている』と思っていた兄王子達は、会えば優しく声はかけるも接触を自ら持つことはなかった。
20歳近く年の離れている兄達に、ダグラスから近付くことも出来なかったし、もし望んでいても側近達から遮られたかもしれない。
普通なら幼い時うちに将来の側近を決めるようなパーティーが開かれることもなく、王族主催の行事に辛うじて参加するジャナールとレモア、ダグラス。
時に疑いもなく、幸せに成長していたダグラスだが、周囲の使用人の声から違和感と立ち位置を感じることになる。
父であるジャナールへの低い評価、年の離れた母が不貞の上で側妃になった蔑み、スペアにもならない自分への批判等など。
憐れむ言葉はあれど、どこまでも上から目線の嘲りに、免疫のない彼は絶望した。
宰相イワンがダグラスの王子予算を減らしても、ダイアナが自己予算で補充していた為教育の質等は維持されていたが、彼の心は徐々に折れてく。それでもレモア達に心配をかけたくなくて、頑張ってはいたのだが……。
元気があって素直で、真面目に学習に取り組んでいた彼は、悪意によってやる気を潰されたのだ。反骨精神でやる気を出すタイプではなく、打たれ弱かった。
だってジャナールとレモアには、大層大事にされて生きてきたのだから、突然伏魔殿に放り込まれれば縮こまり動けなくだろう。
「立派な兄達のように、自分も国の役に立ちたいんだ!」
歳が離れすぎて兄の実感は薄くても、王族である矜持は教育されてきたのだ。その乖離に悩み続け、素行悪き行為(女性との淫らな交遊、ギャンブル、酒・喫煙等など)に身を落としたことは、彼だけの罪ではないだろう。
ただ宰相イワンだけは、彼を蔑ろにして良い名目が出来てほくそ笑む。
「高い役職に付けずとも、あの素行では周囲からの不満もでまい。精々、力ない田舎伯爵家の婿にして押し込めば、問題は解決だな。なまじっか優秀であれば、後継問題に担ごうとしてくる野心家の貴族も出て面倒だし」
イワンは自分の権力を振るう為に、王太子への譲位をやんわりと阻止していた。だからこそ下手に、ダグラスに優れていられては困るのだ。
王妃の息子が王位を継ぐことで、王の祖父として力が残存出来るのだから。
そんな思惑に揉まれながら、あるパーティーでダグラスはニコルと出会う。
王子である彼に護衛は付くが、それは力のない貴族達だった。そんな彼だから、元侯爵令息で現男爵のニコルでも会話が出来たのだ。
「やあ、ダグラス殿下。お会いできて光栄で御座います」
「ああ、こちらもだ。良い夜を」
この頃になればもう、ダグラスも擦れたもので『光栄』なんて心にもないと分かっている。彼が今夜目指すのは、後腐れない女性達との情事だった。
すっかり廃退的な考えの彼に、ニコルは更に
笑顔で言葉を重ねる。
「姪はフレイル侯爵家の一人娘なのですが、全然男っ気がなくて。私はダグラス様ならリードして頂けるのではないかと、密かに思っていたのです。まあでも、王子と侯爵家では釣り合いも取れないですよね。ハハハッ」
(アルティディア・フレイル侯爵令嬢……。確か歴史ある侯爵家の、大人しそうな娘だったな。そろそろ婚約者がいても可笑しくない年齢だが、何か問題でもあるのか?)
ダグラスはそこで初めて、アルティディアのことを意識し始めた。惚れた話ではなく、単純に婿入り先の一つとしてだが。
ニコルはその話と絡め、自分が嫡男であるのに追い出された愚痴もさらりと交ぜる。
「もし殿下が姪との婚姻を望むのなら、私めが後押し致します。その代わり私にも優遇をして下さると嬉しいです。何せ侯爵家から男爵家へ落ちたなれば、金回りが世知辛くて」
「そうだな。縁があれば、貴殿に頼むこともあるかもな。では、またな」
ダグラスはその日、遊ぶことなく城へと戻った。そして母レモアに、今日のことを伝えてみたのだ。
侯爵家の一人娘であるアルティディアのことは、多くの婿入り希望者が狙っていた。普通の貴族なら当然知っていることだった。
彼女の両親が政略結婚を望まず、好きな職に就いてから気に入った者を伴侶にすれば良いと内輪で話したらしいからだ。
両親は若くて健在である為、領地の経営を続け、彼女には図書館での古い希少本の製本や修復の仕事に就くことを許していた。
彼女には尊敬する修復師がおり、15歳になったらその世界に飛び込む予定だった。
ダグラスは両親へ、夜会での話を打ち明けた。
「侯爵家の令嬢なら、僕との身分も釣り合うのではないかと思ったんだ。相手は一人娘で家を継ぐから、婿入りに丁度良さそうだから。大人しそうだから、僕を見下すことも言わないだろうし。調べて貰えないかな?」
ジャナールは『見下す』と言う言葉に、敏感に反応した。最近は奔放な行動が耳に入るから、ダグラスのその言葉はそれらの行動のせいかと思ったが、表情を見て違うと感じてしまった。
おちゃらけた口調だったが、深い悲しみも滲んでいたからだ。だからこそ、真剣だと思った。ジャナールは宰相イワンに頭を下げて依頼し、フレイル侯爵家のことを調べて貰った。
調査の結果、領地経営も健全で極めて良好な家だと分かった。当主も前当主も優秀で、アルティディアも当主教育は順調に進んでいるそう。一人娘である彼女には結婚を焦らせず暫く興味のある分野への就職も許す予定だと言う。
「婚約者はいないが、結婚も自由に決めさせるか? 申し込んでも無理強いも出来ないかもな」
ジャナールが呟くとダグラスは、「王子からの申し込みでもですか?」と、口に出てしまう。
「そうだな……。向こうは鉱山もあって税金も多く納めているし、無理強いはしずらいな。結婚相手は自由に選ばせたいと、以前から話しているそうだし」
「それは僕が、王妃の子ではないからですか? 第一、第二王子なら、応じるのではないですか?」
ダグラスは思わず声を荒げる。
まだ申し込みもしていないのに、断られるようなジャナールの気弱さが癪に触ったからだ。
血筋故に、断られるなんて。
そんなことは到底飲み込めないと、ダグラスは思った。
(裏表のない優しそうなあの子なら、僕を裏切らないと思うのに。関わる糸口さえないと言うのか!)
ジャナールが何を言ってもダグラスは納得せず、レモアもそれを見て辛くなった。
(もっと私に力があれば、自然に話せる機会も作ってあげられたかもしれないのに)
その後申し込みを行い、結果として言葉は丁重であるも断りの返事が送られてきたのだ。
ダグラスは酷く落ち込み、泥酔した夜に悪女と呼ばれるローズマリーと体の関係を持つことになる。
冷静な判断力を失ったレモアは、グラスとルドに打ち明け、ニコルを巻き込み侯爵夫妻を殺害するのだった。
ダグラスは一度婚約の打診を断られたことで、アルティディアのことを逆恨みしていた。好きなのに信じられなくなったのは、アルティディアのせいだと非を相手に向けた。
だから悲しかった時に慰めてくれたローズマリーを愛人にするのは、仕方がないのだと自分に言い訳していた。
彼女に愛人を持つことを断られ、ただの婿養子だと強く出られてカッと頭に血がのぼった。
「僕はお前も愛すると言ったのに、どうして言うことを聞かないんだ。僕が力のない王子だから、馬鹿にしているのか。お前もみんなと同じか!!!」
どこまでも自分勝手な男だった。
◇◇◇
罪が裁かれ断罪の時、ダグラスは死罪になると諦めていた。
「どうせ僕の人生はこんなものだ。王族は生まれで全てが決まる。もう……好きにすれば良い」
いつまでも幼い気持ちのまま、人の気持ちに寄り添えないで生きてきた。幼い時に心が傷付き、それを守る為に思考を閉じていた部分もあるのかもしれない。
結局のところ彼が手を下したのは、アルティディアを崖から落とせと命令したことだけだ。ニコルはその計画を知っていたのに止めず、アリバイ作りをしていた。
他の罪はニコルを利用したレモアが、ダグラスの為に企てもので。
彼は教会の個室に入れられ、一月の間罪と向き合うことになった。
部屋から出ずに木目の壁に向き合うと、自然と両親のことやアルティディアのことが思い浮かぶ。
両親は彼の為に罪を犯し、厳しい罰を受けたと聞いた。国王と側妃の身分を剥奪となり、魔獣の跋扈する修道院に送られ、更に自給自足の生活だと言う。
アルティディアは歴史書の修復を目標に、後継者教育と一際難しい修復師の専門教育を両立していたそうだ。叶わぬ夢となったが。
「たくさんの人が亡くなった。全部、僕のせいで…………あぁ、僕は生まれなかった方が良かったんだ。ごめんなさい、みんな、うあぁ、ああぁ」
1か月後。
憔悴した彼は、教会の像の前で跪き懺悔した。
「僕はどうしたら、良いのですか? 何ができるのですか?」
既に神父からは、死は償いにならないと言われている。懺悔し神に従いなさいと。
一心不乱に祈るダグラスに、神の像は光輝き声をかけた。
「反省したのですね。ではこれから、そなたに罰を与えましょう」
「はい。心から従います」
ダグラスは這いつくばり、頭を下げた。
恐怖はなかった。
神は語る。
「実のところ、既に奇跡は起きています。アルティディアの両親であるファルゼンとマルガリーテは敬虔な信者でした。彼らは馬車ごと崖から落ちる前に自らの死を悟り、こう言いました。『私達の命はここで終わりでも構いません。ですが娘の命だけはお助け下さい』と、同時にな。だから私はその声を聞き届け、アルティディアを見守っていた。危機が起きないことを願いながら。
けれど侯爵夫妻の懸念は当たり、お主らに突き落とされた彼女は死ぬ運命にあった。だから私は神の力で海に落ちたアルティディアを助け、傷だらけの体を治し岸にあげたのだ。
だが彼女の魂は海に落ちた恐怖で強いショックを受け、思い出した瞬間に激しく痙攣し死へ向かいそうになった。その度に神力を注ぐが、すぐ命を手放す寸前となるのだ。
仕方なく私は時を巻き戻した。彼女の両親が亡くなった直ぐ後の時間へ。そこで彼女の命を救うべく大鷲の雛に使命を与えたのだが、使命を受け取った者は生存競争に破れ、今にも天へと召されそうな個体だけであったのだ。神とは相性もあるので仕方がないが、海に落ちる運命は変わらないでな。
だからそなたには、私の使命を受け取れた大鷲の雛の魂と融合してもらう。なに心配はいらんぞ。生命力が尽きれば、そなたは人間の輪廻に戻る。まずはその雛を生かすことが第一の仕事じゃ。生命力ごと融合させるゆえ、死ぬ心配はない。ただ本当に死にかけておるから死ぬほど苦しいがな。後はまあ、大鷲の餌は魚や肉、時に鼠や蛙も食べる。人間の食料とは違うが、何とか頑張るのじゃ。基本的に大鷲は自分で餌を取れるように成長するし、そなたは生命力を与え同じ経験を共有するだけじゃ。
大鷲の雛は使命を理解しているから、そなたは身を委ねると良い。ただ侯爵夫妻を思い、毎日懺悔を忘れるでないぞ。じゃあ、頑張るのじゃ」
その瞬間、教会の神の像の前からダグラスは消えた。神は神父に「あの者は私の方で預かりました。心配はいりません」と語り、神父は頭を下げて「賜りました」と答えるのだった。
◇◇◇
ダグラスは大鷲の雛と融合し、今にも死にそうな苦しさをその身に受けた。
空腹の飢え、親鳥から駄目な個体を見る孤独感、転落時の恐怖、打撲による全身の激痛、何も考えられないくらいの息も絶え絶えの苦痛の嵐。
そんな時にアルティディアが大鷲の雛を掬い上げ、夜も寝ないで看病をしてくれたのだ。
「死なないで。生きてちょうだい」
「良かったわ。あなたが生き返ってくれて。うっ、ううっ」
サムタン爺と共に雛を助け『ディア』と名付けられた。同化しているので、雛と気持ちも一体化している。僕もディアになったのだ。
思っていた通り、彼女は優しくて一生懸命だった。
この後にニコルが後見人となり、アルティディアは図書館には就職できず、使用人が入れ替えられた孤独な邸で仕事に明け暮れるのだ。
できるなら僕はアルティディアに関わらず、この気持ちを持ったまま城に帰り、両親に感謝して恩返しする為に勉学を頑張りたい。
そうは思うけれど、愚かな考えを持っていたこの時の僕に接触は出来ず、出来たとしても何も伝えられないだろう。
駄目な自分をリアルタイムで見るのは、思ったよりも苦痛が大きい。自分の行動を止められないことも辛かった。アルティディアとせっかく婚約できたのに、劣等感から素直になれずローズマリーと浮気をし散財を繰り返す。アルティディアが深夜まで、懸命に執務を熟していると言うのに。
それには苦痛であった食事よりも、よっぽど胸が痛んだ。
大鷲の食事は生物であり、魚はまだ良いけど肉は辛かった。まずは狩りから始まるからだ。時にはこちらが傷付けられることもあるが、大半は大鷲の圧勝だった。
そもそも神の使命があるのだから、滅多なことはないのかもしれないけれど。
肉を裂き、滴る血ごと食べる感触。特に肝臓は栄養豊富なので、ガブリッと食らいつく。
体の主導権は大鷲だから僕には吐ける体もないのに、何度も何度も吐きそうになっていた。気分が悪くなることも。
次第にそれにも馴れ、僕の心も体も大鷲になっていく。
そして、僕がアルティディアを崖から落とす時が来た。
ディアと僕は気持ちを一つにして、アルティディアが海へ落ちる前にキャッチする。彼女のトラウマにならないように、出来るだけ早く助けたいと焦る心。
ディアも僕も真剣だった。
そして………………。
「ディア、ありがとう。お陰で助かったわ」
「ピィ、ピーーーィ」
「心配かけてごめん。でもありがとう」
「ピィピィ、ピピィ」
「…………っ、ふあぁ、怖かったよぉ、本当は滅茶苦茶怖かったの。ディア、ディア」
嘴でアルティディアの服を咥え、砂地に着地したのだ。嘴に咥えて落とした石がボチャンと鳴った音で、崖の上にいる者達はアルティディアが落ちたことを確認しただろう。
アルティディアを助けた後、ディアは元気だけど僕の力は日毎に抜けていくようだった。
アルティディアが辺境伯のキャナル様と合流した後、ディアが辺境にある修道院へ飛んでくれた。
そこで必死に逃げ回る母と父、侍女の姿をみつけた。少し痩せたみたいだけど、日に焼けて元気そうではあった。
「ピィーピィー♪」
ディアが僕の存在を知らせるように、木の上から両親達に向かって鳴いてくれた。
彼らはこちらを見て、「大鷲なのに人懐こいのね」と微笑んでくれた。
何度か鳴いて空中を回った後、ディアは天に向かって高く飛んだ。
(ああ、僕の旅はここで終わりなんだね。ありがとう、ディア)
ディアは「ピィー♪」と大きく鳴いて、僕を送り出してくれた。
『悲しくないよ、また会えるよ』
そんな風に言っているみたいだった。
僕もそんな気がしていた。
『元気でね、ディア。さよならお母様、お父様。巻き込んでごめんなさい、グラス。
幸せになってね、アルティディア』
僕に言われてもアルティディアは嬉しくないかもしれないけれど、本心だから許して欲しい。
「よく頑張りましたね、ダグラス。今度生まれてくる時は、素直にね」
「はい、神様。僕に償いをさせてくれて、ありがとうございます」
神は頷いたように見えたけど、僕の意識はそこで途絶えてしまったみたい。
今度は間違えないように、真っ直ぐに生きたいな。境遇を嘆かずに、出来ることを数えながら。




