第二一話 街での日々
「大仕事ってなんですか?」
「制作依頼だよ」
なぜか、ドールさんが鼻を鳴らしている。
「それは、僕から」
「ちかじか、魔物の一斉討伐がある。その時に使う武具の製作、および整備をお願いしたい」
「大体は、わかりまして。具体的に何を作るんですか?」
「一番は、弓矢だ。大量に作ってもっらいたい。あとは、罠だ」
「罠ですか。ボーラは、どうですか?」
「ボーラ?なんだそれは」
「これだな」
ドールさんが、棚からボーラを持ってきてくれた。
ナイスだ。師匠。
「これは、どうやって使うんだ?」
「これは、中心を持って、こうやって回して、脚部を狙って投げて、足どする道具です」
「足止めですか。今回の作戦だとあまり合いませんね。ですが、大型相手なら使うかもですね。ボーラもよろしく100投ほど作ってください」
初めての依頼が、こんなにも。
「それと、これは個別の依頼なんだが、短剣を作ってください」
「短剣ですか?」
「両刃で、軸は真ん中より持ち手よりで、持ち手を短めでお願いしたい」
「オーダーメイドですか?」
「背中を預けられる相棒を頼む」
「それは、いいじゃねえか。リラに作らせてみねえか?」
「リラが、作れるんですか?」
「あぁ、リラなら、やってくれるよ。なあ、リラ」
僕が、作れるのか?
「安心してリラ、お前ならやれるぞ」
「…わかりました」
「それじゃ、頼んだ」
シアさんが武器屋を後にした。
「ドールさん。罠ってどうやって作るんですか?」
「短剣じゃないのかよ。まあいいか、罠は、設置型罠と固定罠がある。設置型罠は、トラバサミとかだ。固定罠は、落とし穴や、ワイヤーなどを城壁の外に作っておくんだ。今回は、それほどなんだろうな」
「今回って?」
「リラは、知らねーだろうが、昔から数十年単位で起きる。魔物の以上増殖。その結果、森に食べるものが減り、街に攻めてくるんだ。それは、魔物の活性化と呼ばらているんだ。それの前兆がわかったから、対策しているんだ」
「そんなに対策するほどですか?」
「あぁ、街に流れ込んだら終いだからな。それに、数がバカみたいにいる。冒険者パーティ規模でなんとかなるとかじゃないんだ」
「だから、備えるんだ」
そんなに、ヤバいことなのか。僕も,しっかりしないとな。
「俺たちは、仕事をしようじゃないか」
『その笑顔に引かれてしまったんだ。』
新連載です。
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