第19話 街での日々
「何、食いたいか?」
「肉!」
肉!肉!
「そうか、肉でいいんだな?」
「なあ、魚を食べないか?」
魚?
そういえば、食べたことなかったな。
「いいですね!」
街を歩く。
人が多い。
街の人ではない。
他国の人だろ。
服装が、違うから、すぐにわる。
それにしてもやけに慌ただしいな。
まあ、いいか。
それにしても、レストラン街は混んでいるな。
前は、こんなに混んでたか?
ドールさんが入った店についていく。
今日は、冒険者ギルドじゃなくて、街のレストランだった。
街のレストランなはず?
レストラン内には、冒険者らしい人たちが席を埋め尽くしていた。
僕たちは、端にある二人がけの席についた。
ドールさんが、メニューを渡してくれた。
ドールさんって見た目以上にまめな人だよな。
魚料理、食べたいって言って連れてきた店だけあって、メニューには、魚を使ったらしい名前がずらりと書かれていた。
今なら、わかる。
勉強の甲斐があったな。
しかし、名前が読めても、料理のイメージが浮かばないな。
せっかく読めるのに!
とりあえず人気って書いてあるコトリヤードを選ぶことにした。
「コトリヤードにします」
「センスいいな。俺もそれにするか」
ドールさんが店員さんを呼び注文してくれた。
ちゃっかり、酒も注文していた。
「今日は、疲れたな」
「そうですね」
「どうだ。初のインゴット製錬は?」
「温度管理が一番大変でした」
「慣れるうちはそうさ」
「だが、初にしては良かったぞ」
「インゴット使って、武具を作りたいです」
「ハアハア!」
「今日の何倍も必要だぞ」
「そう急ぐなよ」
「時間はたくさんあるだ」
「鍛治は、ゆっくり鳴らしていけ」
「良物は、作れないぞ」
それは困るな。
「良物は、どう作るんですか?」
「それはな、使い手の気持ちになることだ」
「所詮、良物は、使い手がいいと思うかだ」
「使い手が、これなら命を預けられる。そう感じる武具が最高な武具だ」
最高の武具。
「そのうちわかるさ」
「リラ。そのうち冒険でもするといい。そうすれば、わかるさ」
冒険か、それもいいかもしれないな。
ここでものづくりをするのは好きだ。だけど、世界を見て回れば新しい発見があるだろおし。
「こちら、コトリヤードと、ビアです」
そんなこんなで料理が届いた。
コトリヤードは、白かった。
イメージとは、大違いだ。
焼かれた魚が出るのかと思ったんだが、出てきたのは、クリームらしきスープと魚とジャガイモ、エビ、と緑色の粒が散らされていた。
まずは、魚を一口。
優しい味だ。
優しいが、味は薄くなく美味い!
ジャガイモにもスープが染み込み味を出している。
うますぎる!
匂いも、特有の甘味が香ってくる。
屋台で食べる味の濃い物が正義って思ってたけど、繊細な味付けも美味しいかもしれない。
どうやって作るのかな?
料理を学ぶのもいいかもしれないな。
「プッハァー」
「あぁーうまい」
「飲み過ぎないでください」
「マザーが酒は飲まない方がいいと言ってましたよ」
「いいんだよ。大人はな」
「子供には、わからねえよ」
大人はずるいな。
そろそろ20話っす。
いやー早かった
のか?
20話前に、新作出しますので
宜しかったらそちらも読んでみてくださいね
10/1 木曜 21:00です!




