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ユニークスキル<ゲームにログイン>で魔王退治  作者: ぐわじん
2章

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02-29 魔物侵攻8

兵士:アベル 

兵士:バメイ

兵士:エアニー アベルの弟、ルイーサの彼氏

兵士:イエーガー 弓が上手い

兵士:ルイーサ バメイの妹、エアニーの彼女

兵士:ウルマー 狼の征服者ヴォルフスベツヴィンガーという二つ名を持つ


デル・ドゥンクレ・ヴァルト 闇の森。魔物が生息する

ベシュッツァー 闇の森の近く、砦がある村

オッフェンブリュッケン ティーモやマティアスが済んでいる町

 ティーモやマティアス、アベル達は装備でスキルや攻撃力、防御力がブーストされているため、他の兵士達よりも高い戦果を出していた。数が減り始めた事により、守備側の攻勢が増していった。


 一方石壁側でも防御側優勢な状態になっていた。ゴブリン達はMPが切れており、一方的に攻撃を受けるだけとなっていた。魔法で足場を生成し、残っているゴブリン達に対して接近戦を行って止めを刺していった。


「敵は?」

「残っているのは居ないか?」

「この辺りにはもう居ないぞ!」

「おお! 勝った!」

「やったあ!」

 先に残敵を片付けたのは木壁側であった。みな歓喜し勝ち鬨が上がった。程なくして石壁側でも勝ち鬨があがり、戦いが終わったことが分かった。


 怪我人には治療を施し、戦死者は一旦広場まで運び込まれた。皆疲労困憊であったため、最低限の見張りを残してその後の処理は翌日に持ち越された。


 魔物の襲撃で兵士五人、村人五人、計十人が亡くなった。死者を弔った後、遺体は火葬された。

 この程度の損害で済んだのは奇跡と言って良かった。他の領で同様の襲撃があれば全滅していたであろう。傷薬や武器や防具、煙玉、石油、強固な石壁、死線をくぐり抜けた村人や兵士達、それらが組み合わさったお陰であった。


「まずは魔物の死体の回収と防衛体勢の再構成だな」

 ティーモの指示により、手分けして片付けが始まった。村人や兵士達は、魔物の死体や素材、投擲槍等をある程度まとめておく。そこにマティアスが歩いてまわり死体などを回収していった。回収できた死体の数から、今回の襲撃の規模が判明した。ラージスパイダーが千匹、オーク五百匹、ゴブリン六百匹、灰色狼四百匹、茶色狼二百匹、合計二千七百匹であった。

 マティアス達は知る由もないが、このベシュッツァーに到着する間に灰色狼三百匹が魔物たちの餌として消費されており、本来の数は三千匹であった。


 魔物は魔石を回収後、オークは食用に、狼は毛皮を剥いだ後ラージスパイダーとゴブリンなどと一緒にアイテムボックスに格納された。将来肥料にするつもりである。


 ~~

 

「申し訳ありません。壁が崩れたのは私の判断の誤りです」

 守備隊長がティーモに謝罪する。


「確かにそこはミスをしたが他は良くやってくれた。今後の防衛計画に活かそう」


 ティーモ、マティアス、守備隊長、兵士が集まり反省会を開いていた。そこで問題点を洗い出し対策を行う。


「父さん。僕がしばらくここで復興作業を担当するよ。任せてもらえないかな」


「…。分かった、マティーなら任せても大丈夫だろう。ただどのようにするんだ? 方針はあるのか?」


「うん。まずは木製の壁は全て取り払って石壁に変える。石壁の内部に通路を設けて、安全に移動出来るようにする。

 それと壁には先端の尖った金属を多数埋め込むよ。そしたら簡単にはあがってこれないでしょ」


「それには物資が…、マティーなら大丈夫だったな。よし分かった任せる」


「魔導炉がもっとあると助かるんだけど、もっと買ってもらえない?」


「分かった。王に討伐報告をするついでに買ってくる。何個必要だ?」


「うーん。各村に最低一個を追加して、ここには増やせるだけ増やして欲しい。

 えーと外周の石壁は約四.一km。三十cm毎に刃物を用意した場合、最低でも一万三千六百六十六個が必要となる。一日の青銅加工品の生産数が九十個程度だったはず。なので約百五十二日必要かな。

 今度作る内側の壁にも必要だし、青銅だけ作っているわけにもいかないし。将来また敵が攻めてくることを考えたら、もっと余裕があったほうが良いよね」


「魔導炉は注文生産かも知れないから、数は揃えられるか不明だが発注は行う。まだ魔石も残っているし、それを支払いに充てるから出来るだけ購入しよう」


「オッフェンブリュッケンの住民はどうするの? 父さんと一緒に帰るのかな? 出来れば復興作業に手伝える人は手伝って欲しいんだけど」


「戦闘が終わったから何日も拘束は出来ないな。一旦全員連れて帰るぞ」


「分かった。今いる要員で出来る範囲のことをするよ。ところで戦死者の遺族には何かしらの補填はあるの? 何をして良いかよく分からなくて」


「そうだな。該当家庭の人頭税は免除だな。被害の度合いによって免除期間が異なるが大体三年から五年くらいか。

 今は人頭税を減額している家庭もあるし、この村では分業制度が進んだ結果人頭税を徴収していない。こちらが指定した労働をすることで人頭税が業務の中に含まれているという扱いになっている。

 なので、銀貨二十枚程度を数年間支給する形かな。金額は何とかなるが貨幣が足りないから厳しいけど、まあ仕方がないか」


「銀を溶かして銀塊にして与えても良ければ、それで支給するよ。銀塊は村の売店で扱えるようにすれば良いでしょ」


「それなら貨幣を消費せずに済むな、オッフェンブリュッケンの住民にも同様の物を少額ではあるが褒美で与えることにする」

 マティアスの提案により、独自の貨幣もどきを扱うことになった。なお独自の貨幣は他の領では扱っていることもあり、珍しいことではなかった。

ストックが切れました。またしばらく休みます。


累計294万ビュー超え 異世界転生しそこなったけど、スキルは貰えたので現実世界で楽に生きたい

↑代表作です


遭難から始まる国造り 魔法が使えるのは私たちだけ? 遭難して言葉も通じないけど何とかなりそう 120話保証

↑自分では良いと思うんだけど伸びてない。転生、転移、回帰、ゲームや小説の舞台でもない、現実世界に魔物が現れるとかでもない、ハイファンタジー作品です。ニッチだけど他と違う作品が読みたい、という需要があるかと思ったんだけど、需要がなかった。


定年退職したからVRMMOをはじめてみた2.0

↑最初に書いた作品を誤字脱字を直したのと、少し追加要素も含めた作品。結構いい感じだと思うんだけどなあ。


こちらゾンビ課。ただいま税金無駄使い中

↑ゾンビが出ないゾンビもの。斬新だよね。ニッチを狙ってこれも外れた。新型コロナが出る前にこれ書いてたのもなかなかな気がする。ただ次ゾンビものを書くなら、間違いなくゾンビを出します。


単純なお笑いシリーズ

↑とにかく笑って欲しい。そんな思いで書いてます。大抵一話完結だから気軽に読んで欲しい。

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