02-17 会議
父ティーモ、母ハンナ、兄ニコラス、姉ミア、主人公マティアス(マティー)
姓アイヒェンドルフ
護衛の兵士
兵士:アベル
兵士:バメイ
兵士:エアニー アベルの弟、ルイーサの彼氏
兵士:イエーガー 弓が上手い
兵士:ルイーサ バメイの妹、エアニーの彼女
兵士:ウルマー 狼の征服者ヴォルフスベツヴィンガーという二つ名を持つ
ベシュッツァー 砦の村
オッフェンブリュッケン アイヒェンドルフ領の中心となる町、館がある
午後は今後の方針について会議を行うことになった。ティモー、ハンナ、ニコラス、副官、マティアスの五人が参加している。
マティアスからは人を増やしたい旨が提案されたが、一旦直近の課題を整理することとなった。ベシュッツァーの砦は周囲に石製の壁を作って大砲を打てる環境も整備されたので砦の強化は完了している。ただ矢は不足しており、他領から譲渡されたり増産した矢をベシュッツァーに届けたとしてもまだまだ数が足りなかった。
矢の補充は継続して行っているが、生産に必要な乾燥した木材が不足しはじめている。木の乾燥は時間が掛かるためこのままだと木材が足りず生産作業が滞る可能性が出ていた。
「乾燥済みの木材は大量にあるから、僕が各村を回ればそこは解決出来ると思う。どうせ各村を回るなら剣術スキル+1の鎧と剣を全ての村に予備含めて置いておきたい」
石材を購入した際に木材やその他交易品も大量に買っていたため、各村に届けさえすれば材料がネックで生産が滞ることはなさそうであった。とはいえ時間が掛かる作業であるため購入も行うことにした。スライム製の矢は特に問題も無く利用できることが分かったためカウフマンに発注をかける。なお代金となる魔石はカウフマンに全て売却済となっている。後日何を買うかを定めて発注することにしていた。
ティーモは自領まで運んでもらうには運送費が高く付くため、王都に受け取りに行くつもりであった。ただ倉庫の保管費用が掛かってしまうため長期に保管にならないように、手配が出来たら早めに受け取りに行く必要がある。
「うーん。魔石は在庫がいっぱいあるし、多くの人材を王都との往復に使うのは勿体ない。今回は輸送費込で発注した方が良いと思う。費用が足らなければ、持ってきた馬車が来たときに魔石で払うことでも良いかを発注時に確認したらどうかな」
マティーの提案は採用されその方針で行うことになった。他にも幾つかの議題を議論し、その後マティー提案の人口増加についての議題となった。
「魔物を生み出している領域を減らし、人が生活出来る領域を増やしたい。そのためには多くの人が必要なんだ。人を多くするには子供を沢山産んで、その子供たちが更に多くの子供を産めば増えるはず」
「えーとマティアス様、少し補足します。私たち住んでいるこの辺境は危険が多く、魔物との戦闘だったり病気や飢饉で命を落とします。小さな子供も大人になる前に命を落とすことも多いのです。
幸いにも各村に傷薬を配布したお陰で、魔物との戦闘で命を落としたり、不慮の事故で大怪我をした者も助かっております。また最近食料事情が改善していることで調子を崩す者も少ないように思えます。
この延長線上で続けていけば緩やかではありますが人口は増えるかと。出産数だけではなく生活環境も大事だとお伝えしたかったのです」
「なるほど、生活環境を良くするための施策も必要なんだね、それもやろう。コストは全部僕が持つから、良くなると思ったことはどんどん意見を出して欲しい」
議論の結果、魔物を一掃するための人口増加政策を布告、それに伴って子どもの数に応じて人頭税の減額、死線をくぐり抜けるための狩りの推奨とそのために必要な装備の貸与及び戦闘しやすい環境の整備、傷薬と解毒薬の在庫の大量備蓄、マティアスが持ち込んだ農作物の作付実験等が決められた。
翌日から直ぐにそのための活動を開始した。ティーモとマティアス、護衛の兵士達は馬を使って各村を巡回し、政策の布告と装備や資材を預けて行く。年末で期間的な猶予が無いため、マティアスの能力をフルに活用し移動速度を優先した。
オッフェンブリュッケンでは年の暮れの祭りが大晦日まで延期されていたがが、ついに開催されることになった。朝から翌日の祭りの準備が行われている。町の広場では下茹でした豚を一頭丸焼きしている。それを子供たちは眺めてヨダレを垂らしていた。
いつもであればパン生地を捏ねる際に住民の協力を得ていたが、今回はマティアスが完成しているパンを提供するのでその作業は無くなった。
代わりにハムやウインナーが多く提供されたので、それを適切な大きさに切断したり、焼いたりボイルする。例年は準備に時間が掛かるため夕方から祭りとなるが今回は昼間から料理や酒が提供されていた。
「みんなこの一年間苦労を掛けた。皆の協力で魔物も撃退出来たし、私も子爵になることが出来た。布告した通り、魔物との戦いに勝つためには魔物の生息域を減らして行く必要がある。引き続き協力を頼むぞ。みんな食事を楽しみにしているだろうから挨拶はこれくらいで。かんぱい!」
「「「「「「かんぱーい!!」」」」」」
ティーモの挨拶で年の暮れ祭りが開催された。子爵のお祝いも兼ねているためいつも以上に豪華な食事と酒が振る舞われて、住民たちは大いに喜んでいた。
少し反省。細かい話なんてどうでも良いのに、どうしても書かないと気がすまない。
もっとパッパと要点だけ書いて話を進めればいいのに。
まあ、それが味とでも思っておこう。
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