2-10 東南アジアに進出
ブックマークや評価、イイネありがとう。やる気が出るわー。
父ティーモ、母ハンナ、兄ニコラス、姉ミア、主人公マティアス(マティー)
姓アイヒェンドルフ
原木放り投げてた六人、率先して下に降りて戦った兵士
兵士:アベル
兵士:バメイ
兵士:エアニー アベルの弟、ルイーサの彼氏
兵士:イエーガー 弓が上手い
兵士:ルイーサ バメイの妹、エアニーの彼女
兵士:ウルマー 狼の征服者という二つ名を持つ
「マティアス様ずっと寝ているけど、この間も働いているのよね? 凄いなあ」
荷馬車の荷台でマティアスが寝ており、その横に座っているルイーサがあらためて感心していた。移動中マティアスは寝て過ごし、休憩のタイミングで起こされて栄養補給行い、状況報告を受けた後指示出しをしてから再びゲームにログインしていた。
「ついに東南アジアに進出かあ、長かったなあ」
ゲーム開始当初はアフリカまでしか実装されていないと勘違いしていたが、実際にはインド西側まで公開されていた。また定期的なアップデートで移動できる海域や地域が増えていた。
最近までは砦強化のために石材確保をメインに行っていたため、海域の入港許可証取得は後回しにしていたが、砦の強化が終わったためゲームを進める時間が確保できた。
「早速投資だな。とりあえず一M(百万G)までは入れておこう」
お金には大分余裕が出来ているので、どの港にも最低一Mは投資していた。そうすることで大抵の港では隠れている交易品が扱えるようになる。また自分以外は誰もプレイしていないので、他国の本拠地や領地以外の港は全て自国の同盟港になっている。
投資をする者が自分しか居ないので投資ランキングも常にトップで、手数料減額、消費アイテムの支給、購入量の増加などの様々なメリットも得られる。
「本当にバランスブレーカーだな」
東南アジアの港で欧州の名産品を十二種類を最低五十個以上の数量で、価格の釣り上げ交渉に成功して販売すると、普通に一種類の商品を販売するよりも利益と名声が多く獲得出来る。
また交易品の在庫を補充する商品の仕入書も貰えた。三時間経過、あるいは他の複数の港を回らなくても交易品の買える量が復活する消費アイテムであり、効率的な立ち回りには必須といえる物だ。ただ、ライバルも居ないから焦る必要も無いし、港の移動で襲い掛かってくるPKも居ないし、全ての港でほとんどの交易品を買い漁りながら移動しているので、仕入書が無くても問題はなかった、あったら便利程度のアイテムであった。
全ての港で買い物をしているため名産品の在庫は数万のストックがあり使い切れない程あった。またセカンドキャラを欧州に配置しており、アイテムボックス経由で名産品がいくらでも買えるし作れた。逆に東南アジアで買った交易品も移動せずともセカンドキャラで販売することも出来るので、直ぐにお金が上限まで溜まってしまう。
「うーん。凄いことなんだけどMMOの醍醐味って他のプレイヤーに自慢出来るというか、承認欲求が満たされるためにやっているところがあるからなんだか虚しいな」
流石にバランスが崩れすぎてゲームとしての楽しさは少し減ったが、とはいえ交易品を現実世界に持ってこれる、つまりは資産が増える事なので嬉しい気持ちもあった。
ベシュッツァーを出てから二日後、マティアス一行はマティアスの家に到着した。
「マティー! 会いたかった!」
ハンナは駆け出し、マティアスを抱き上げて自分の頬をマティアスの頬になすりつけていた。
「母さんずるい! 私も! 私も!」
ミアはハンナを軽く引っ張って、自分もマティアスを抱きしめたいとせがんだ。ハンナは少し名残惜しそうにマティアスを降ろすと、ミアもマティアスの頬に頬をすり合わせた。
「おかえりなさいマティー! 寂しかったでしょ。これからは家でゆっくりしていいのよ」
「ただいま、母さん、姉さん。無事に帰ってこれました。護衛の住む場所って用意出来ている?」
「庭にとりあえず石造りの小屋を作ったけど、本格的な家はこの後になるわ。護衛ご苦労さまでした。護衛の皆さんも家に入って、お茶を出すわ」
全員分の座る場所が確保出来ないためマティアスとハンナとミアはリビングで家族水入らずに、護衛はダイニングで休憩してもらう事になった。
「なんでマティーが帰ってこれなかったの!? 父さんも母さんも砦で働いているからなんて言うし! こんな小さななのに働けるわけないじゃない! 心配していたのよ!」
ソファーに座っていたミアはマティアス膝に抱っこして、後ろから抱きしめながらマティアスの頭に自分の顎や頬をなすりつけていた。ティーモもハンナもミアに詳しい説明をしなかったため、やきもきしていた。
「姉さん心配掛けてごめんね」
「え? マティーってこんなにしっかりと話してたっけ?」
ミアがマティアスの話し方に驚いていた。マティアスがハンナの顔を見るとハンナはやさしく頷いた。
「マティー説明してあげて」
「姉さん、実は僕には神様から与えられた不思議な力があるんだ」
「えええ!?」
ミアは思わずマティアスの体を少し横にずらしてマティアスの顔を覗き込む。マティアスは膝から降りてミアの正面に立った。そして自分の横に自分の身長よりも頭一つくらい低い樽を取り出した。
「えっ!? 樽が出た!? どこから、あれ無くなった! また出た! 何が起きているの?」
「これはアイテムボックス。物をしまったり、とりだしたり出来る」
マティアスはアイテムボックスから皿をだし、樽の中にあったハムをその上に置いた。
「このハムは僕が夢の中で働いて、稼いで得たものなんだ」
「え? 最近ハムやソーセージを食べる事が増えたのってマティーのお陰だったの?」
マティアスは頷き、ハンナにアベル達を呼んでくるように伝えた。そしてアベル達に砦の様子を説明させる。マティアスがいかに素晴らしい存在なのかこぞってその素晴らしさを讃えた。
ゲームの内の様子を説明するのが少なすぎた。反省だな。
もっと途中途中で、エッセンスだけでも盛り込んで置けばよかった。
前書いた小説は百話以上書いてから公開したから、
後から物凄く修正をいれられたけど、数話ストックくらいだと、
なかなか軌道修正が厳しいなあ。
ただ人に読んでもらわないと書く気力が沸かないから公開しちゃうんだけどね。




