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ユニークスキル<ゲームにログイン>で魔王退治  作者: ぐわじん
2章

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24/55

02-02 猜疑2

父ティーモ、母ハンナ、兄ニコラス、姉ミア、主人公マティアス(マティー)

姓アイヒェンドルフ

隣の領地 ウェーバー男爵 綿の産地

隣の隣の領地 シュナイダー子爵 衣類の加工

隣の隣の隣の領地 シュミット伯爵 鍛冶が盛ん

 ウェーバー男爵の館に書状が再び届いた。アイヒェンドルフから書状が届いて六日後のことであった。


「狼の群れの討伐に成功した!? 嘘だろ! そんな事があるのか? 四十万ではなく数千匹だんじゃないのか?」

 ウェーバー男爵は書状の冒頭を読んだだけで驚きのあまり読むのを一度やめてしまった。再度読み直すと驚きの内容が記載されていた。


「十万匹程度倒した後、凶暴化した!? 大群が凶暴化したなど…良く撃退出来たな。え!? 仲間を喰って進化した!! 茶色狼に! 共食いで進化するのか! ということは茶色狼の大群と戦って勝ったのか! えっ更に凶暴化した! 進化した! 黒色狼になった! 黒色狼の大群にどうやったら勝てるんだ。到底信じられん」

 書状には推測ではあるものの当初の狼の群れは三十万で、共食いで茶色狼が九万、黒色狼二万との記載があった。


 ウェーバー男爵は最初が誤報で訂正のために討伐実績を報告してきたのではないかと考えた。その内容であれば納得できたため、籠城の解除と隣の領地への連絡を急ぐべきだと考え、直ぐに書状を書き始めた。



 翌日、王家からウェバー男爵に使者が到着した。


「フランク王からの書状である」

 使者はウェーバー男爵に王家からの書状を渡す。内容を読んでいる最中に驚くが、最後まで読み終えてから使者に返事をした。


「しかと拝読致しました。この後兵士が援軍として派兵されるとの事ですが既に狼は討伐されたとの事」


「なんと! まことか!?」

 使者は想像外の内容に驚愕していた。


「昨日、シュナイダー子爵に使者を出しております。おそらく二日後には王家に書状が届いているかと思われます」


 王の使者とウェーバーの使者はすれ違っており、援軍は無駄な行軍を続けている。使者は王都に戻る途中すれ違うであろう王都の守備隊を一旦待機させるべきかと考えたが、使者に兵の指揮権は無いため王の守備隊に現状を伝えてから王都に戻って判断を仰ごうと考えた。


   :

   :


「「「討伐に成功した!? まことか!?」」」

 王をはじめ、会議に参加している者全てが同様の内容を使者に聞き返した。


「アイヒェンドルフからの書状にはその様に記載されておりました」

 使者は真偽を問われてもそれ以上の答えは持っておらず、そう応えるしかなかった。宰相が書状を声に出して再読する。


「十万匹程度倒した後、凶暴化した!?」

「「「えええ!?」」」

「仲間を喰って進化した!! 茶色狼に!」

「「「えええ!?」」」

「共喰いしで進化するのか! ということは茶色狼の大群と戦って勝ったのか! えっ更に凶暴化した!」

「「「えええ!?」」」

「進化した! 黒色狼になった!」

「「「えええ!?」」」

「黒色狼の大群にどうやったら勝てるんだ。到底信じられん」

「「「信じられん!!」」」

 宰相は書状を読み上げながら驚き、会議の参加者も全員同様に驚いていた。


「狼の群れは三十万で、共食いで茶色狼九万になり、更に黒色狼二万なったとは到底信じられん。それで全滅したというなら納得するが撃退は有り得ない。アイヒェンドルフ男爵を呼び出して話を聞くべきではないか?」

 将軍は報告の内容が信じられず、疑わしいため詰問するべきだ提言した。同様の意見が多かったこと、王も直接話しを聞きたいと考えたことからアイヒェンドルフを呼び出すことが決定した。


   :

   :


 アイヒェンドルフの館に王家からの使者が到着した。


「アイヒェンドルフ男爵はこの書状を読んだ後、速やかに王城へ出頭するように?」

 ティーモは書状を声を出して読んだ後、ハンナと副官は驚き、そして緊張してティーモの挙動を見つめていた。


「狼の侵攻についてどのような状況だったのか、どのように倒したのか、事情を説明するように…。また討伐の証拠となる物があれば持ってくるように。

 使者殿、討伐の証拠を取りにベシュッツァー(砦の村)に寄ってから王城に向かうことは可能ですか?」

 ティーモは書状の内容を他の者にも分かるように要点を口にだした後、使者に質問した。


「いいえ。この書状を読み次第、急いで王城に向かって下さい」

 使者は寄り道を許さず、命令通り直ぐに王城に向かうように促した。


「分かりました。ハンナ荷造りを頼む。申し送り事項を書くので少し待っていただきたい、荷造りが済む間に終わらせるので」

 ティーモはハンナに指示を出した後、使者に要望を伝えて受理されたため、直ぐにマティアスに対する手紙を書き始めた。

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そしたらやる気が更に出て、頑張れるかも。

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