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ユニークスキル<ゲームにログイン>で魔王退治  作者: ぐわじん
1章 異世界転生

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2/22

01-02 ゲームにログイン

 再び目を開けるとベットの上らしかった、天井が見えて、ベットには柵が付いているようだ。まだ体が自由に動けないて顔の向きさえ変えられない、まあ赤ちゃんだから仕方がないと思う。頭の中でステータスと念じると 目の前にステータスウインドウが表示された。


名前:未設定・アイヒェンドルフ

年齢:0歳

職業:なし

LV:1

HP:1

MP:100

SP:100

攻撃力:0

防御力:0

素早さ:0

知力:40

運:10

ユニークスキル:ゲームにログインLV1

スキル:言語理解LV1、アイテムボックスLV1、ステータス確認LV1

称号:なし


 弱い。一撃で死ぬ。まあ赤ちゃんだから仕方ないけど、名前が未設定はおかしいだろう。本当に生れたばかりなのかも知れない。

 それよりも気になるのはゲームにログインである。これが使い物になるかどうかで人生が変わってくる。動けない体なので他に出来ることも無いし、スキルを試すしかない、心の中でゲームにログインを利用したいと考えた。


 目の前に透明のウインドウが表示された。そこにはログインするゲームを選んでくださいと表示されている。表示されているゲームはパドラオン・ドス・デスコブリメントスのみであり、これは私が初めて遊んだMMO(大規模多人数同時参加型オンラインゲーム)である。

 長いタイトルなのでパドあるいは大航海と呼んでいたそのゲームを選択すると考えたら、景色が一転してゲームのタイトル画面が見えた。

 ユーザIDとパスワード入力画面やサーバー選択画面が出るはずだが、そこは飛ばしていきなりキャラ作成画面に飛ばされた。昔持っていたキャラだったらカンスト状態で金も腐るほどあったんだけど、残念ながらそのような特典はないらしい。

 出身国としてポルトガル、イスパニア、イングランドが選択出来るので、これは初期バージョンだと思われる。バージョンアップに伴ってフランス、オランダ、オスマンも選択出来るようになったはずだ。

 となると実装されている地域はアフリカまでだからポルトガルが有利のはず、ポルトガルを選択して性別や見た目を選択していく、昔使っていたキャラを思い出しながら容姿を選んだら、早速ゲームを開始する。


 第三者視点は変わらずだが、昔はモニター越しに操作をしていた。今回はゲームの中に入ったような感じではあるが、操作キャラが目の前に見えるからフルダイブに近いがフルダイブというほどでもない、半ダイブあるいは背後霊とでも表現したらいいだろうか? 生きている間はフルダイブ型のゲームは出来なかったのでこれはこれでワクワクしてる。


 冒険レベル、商人レベル、軍人レベルがあり、それぞれ有利になる優遇職業があって職業によって職業レベルの上限とスキルレベルの上限度が変わってくる。パティシエなら商人レベル上限が高くなり、調理が専門スキルで調味料取引や食料取引の上限が高くなる。専門スキルは熟練度の入り方が二倍になる。錬金術師は工芸が専門スキルで貴金属取引や鉱石取引の上限が高くなる。

 転職はクエストさえクリアすれば何度でも可能で、その時やりたい内容に応じて何度も転職するのが普通であった。サブキャラも作れるのでバランス重視せずに職業特化にすることも可能だった。とはいえ船毎に最低限必要レベルが設定されているので、ある程度まで上げないと乗りたい船に乗れなくなる。基本的にはまんべんなくレベルをあげるのがセオリーだった。


 ただ一点だけ裏技的な抜け道がある。軍人レベルが五未満の場合はNPCからのエンカウントが発生しない。なので最初は商人と冒険レベルだけを上げてある程度地力がついてから軍人レベルを上げた方が効率が良い。特にアフリカ方面は海賊NPCが頻繁に襲ってくるので、レベルを低く抑えれば戦闘用の乗組員や武装が不要になるので、その分交易品が多く詰めるためお金も稼げるし商業レベルも上げやすい。

 そんなことを思い出しながらチュートリアルを始め、ストーリーキャラと会話しながらお金や船を手に入れる。商人ギルドでお使いクエを受けて交易所でハムと鶏を買って隣の町まで届ける。隣町では豚肉と魚肉を買ってリスボンに届ける。報酬を貰って商人レベルが一上がり職業が商人見習いとなった。


 久しぶりに遊ぶとやっぱり楽しい。ただ残念なのはチャット欄には誰も書き込みがされていないため、自分以外いないんだろう。MMOで一人でやるのはさみしい。アイテムを作って他の人に売るという事も出来ないし、他の人が作った物も買えない。

 街には発展度がありそれは投資によって行われるが、一人が投資しても発展するスピードはたかが知れている。先が長いなと思っているところで、色々気になることが出てくる。

 なんで交易所で買ったら自動で船に積まれるんだろう。しかも交易品によって体積や重さが違うだろうに全部同じ一樽という単位で買う事になる。今は買えないけど宝石とかあったら、絶対同じスペースでもっと大量に積み込めるはずだ。まあゲームのバランスがあるから仕方がないんだとは思う。


 最初の船は船倉が小さいため多くは積めない。アイテムボックスに入ればもっと詰めるのにと考えると積み荷が空になった。アイテムボックスの中を確認すると積み荷がアイテムボックスに入っていた。

 バグじゃん、チートじゃん。これなら販売上限数まで買える。食料と調味料の取引スキルを覚えて沢山買う。買えば買うほどスキルレベルを上げるための熟練度が入る。上限まで買ったら隣町に移動して売って、また調味料と食品系を上限まで買う。

 MMOだから相場が変動しにくい。一人用ゲームの場合は相場が簡単に変動するが一人が大量に売買したところでびくともしない。


 ゲームを終了しますと表示されカウントダウンが始まった。ログアウトは選択していないが何かしらの制限でログアウトが行われるらしい。

 画面が消えて現実に戻った。どうやら母親に抱かれており授乳タイムのようであった。なるほど現実世界で何かあると強制ログアウトするみたい。母親のステータスを確認したいと考えたところ、ハンナ・アイヒェンドルフと表示された。今のところおっぱいしか見えないが私の母親だと思われる。おっぱいを飲みながらアイテムボックスを見たいと考えると、先ほど購入した食品が入っていた。え? 物凄いチートじゃん。

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