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ユニークスキル<ゲームにログイン>で魔王退治  作者: ぐわじん
1章 異世界転生

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13/22

01-12 仕入れ2

父ティーモ、母ハンナ、兄ニコラス、姉ミア、主人公マティアス(マティー)

 火縄銃を買い付けにセビリア(スペイン)に向かう。交易品の火縄銃でも同等の性能がある。相場が百%であればアイテムの火縄銃を購入するよりも千G安く済む。幸いにも相場は値下がりしており値切りも成功したのでアイテムよりも千二百Gお得に買うことが出来た。


「陸上戦闘用の消費アイテムもいくつか買っておくかな。有効なら大量に買っも良いだろうし」

 マティーはアイテムショップで独り言をつぶやきながら、必要なものを買っていく。別の港でも火薬や相場よりも安い交易品は何でも買っていった。買ったものは全てアイテムボックスに格納しておく。所持金の上限があるため、上限に引っかからないように買うか投資を行っていたので、数十万個以上は格納されている。


 翌朝、マティーは歩廊の上で仕入れた銃や火薬、弾などを出していく。村人にも火縄銃の使い方を教え、その対象には女性も含まれており、全員一丸となってこの危機に取り組んだ。


 老人や子ども達も調理や配膳を手伝った。ハムやウインナーを焼き、パンに挟んだものを紙に包んで歩廊の上まで持っていく。ご馳走を食べたことで皆やる気が上がっていた。


 マティーは少し余裕ができたので、自分のステータスを確認して驚いていた。この砦に来るまではLV3であったのに、二日間の戦闘でLVが33まで上がっていた。力も強くなっており、四kg程ある火縄銃も難なく持ち上げることが出来た。


+より左はリアルでの値

+より右はスキルによる補正値

名前:マティアス・アイヒェンドルフ

年齢:1歳

職業:なし+調理師

LV:33+85

HP:400+350

MP:1000+170

SP:500+85

攻撃力:102+85

防御力:102+85

素早さ:102+85

知力:200+85

運:44+8


ユニークスキル:ゲームにログインLV1

スキル:言語理解LV1、アイテムボックスLV3、ステータス確認LV1、火魔法LV1、水魔法LV1、雷魔法LV1、土魔法LV1、風魔法LV1、光魔法LV1、闇魔法LV1、他多数

称号:ウルフキラー

 

 狼に向かってファイヤーアローを唱えると火の矢が飛んでいった。MPが2、SPが1減ったので五百回以上は唱えられるだろうとマティーは思った。


「マティー! 魔法が!? いつから使えるようになったんだ」

 ティーモはマティーがファイヤーアローを使うのを見て驚いていた。


「昨日の戦いで死線をくぐり抜けたみたい。もしかしたら皆も能力が開花しているかも知れないよ」

 この世界では自分や他人のステータスを確認する方法が無く、レベルアップ通知などもされない事からレベルという概念が無かった。マティーは他人のレベルや詳細なパラメータは参照出来ないため、そもそもマティーのみがレベルを持っている可能性もあった。

 ただ死線をくぐり抜けた者はより一層強くなるとも言われているので、レベルという概念は存在している可能性も十分にあった。


「そんな事があるのか? …お前ら! 今まで魔法が使えなかったヤツは試しに魔法を唱えてみろ! 火だけじゃなく、水や風など、思いつく限り唱えてみるんだ」

 ティーモの指示に兵士や村人達は困惑したものの、魔法が使えなかった者達がそれぞれ魔法の名前を口にし始めた。そして数人ファイヤアローが打てることが分かった。同様に水、雷、土、風、光、闇を使える者が出てきた。今まで火魔法だけしか出来なかったのに風魔法が使えた者、水魔法のみだったが光魔法が使えるなどの事例が相次いだ。


 火縄銃や火薬以外にも魔法で攻撃する事が可能になり攻撃手段が増えた。マティーも魔法LV上げのために魔法を使って狼を仕留めていく。マティーは雷魔法を重点的に鍛えるため多用することにした。


「雷撃、雷撃、雷撃。雷撃。雷撃…」

 五秒間隔で雷撃を繰り返し使っていく。


「マティ…一体どれだけ魔力があるんだ。もう三十分は魔法を唱えているぞ。凄いな」

 ティーモや戦いに参加している者達はマティーが魔法を連続使用していることに驚いていた。一時間弱攻撃し続けた結果MPが切れたので、ゲーム内で行動力を回復するための料理を食べたところMPとSPが若干回復した。ゲーム内では無限に食べられたが、現実世界ではお腹がいっぱいになるため大量には食べられなかった。


「父さん。このピタパンを食べると少しだけ魔力が回復するんだ。とりあえずここに山積みしておくから皆に食べさせて」

 そう言ってから歩廊の上に絨毯を敷いた後、大きな桶の中にピタパンを山積みに置いた。


「分かった。理解できないが分かった。おいそこの坊主達こっちに来い。このパンを兵士や村人に配れ。これを食べると魔力が回復するらしい。一人は下の調理を一旦止めるように伝えに行け」

 ティーモは料理を配っていた村の子供たちを呼び寄せて指示を出した。


「はい! はい? はあ? はい」

 最初は元気よく返事をしたが、話が理解が出来ないため子供たちは混乱していた。ただ命令は理解出来たのでパンを配り始める。


「魔力が回復するって?」

 受け取ったパンを食べる兵士、味は悪くなく比較的柔らかく中が空洞になっているパンなのでハムや野菜などを挟んで食べるのも悪くなさそうであった。


「ファイヤーアロー。ファイヤーアロー。本当だ! このパン魔力が回復するぞ」「え? こっちにも寄越せ!」「早く持って来い」

 歩廊の上ではピタパンが配布され魔力が回復した兵士や村人達が、魔法を使って狼たちに攻撃を再開した。

ブックマークやポイント、イイネをいただけるとモチベが上がります。

よろしくお願いします。

ピタパンは中が空洞のパンです。これを切るとポケットのような形になります。


次の話待っている間、少し時間を持て余しているよという方は、以下も読んでくれると嬉しい。

遭難から始まる国造り 魔法が使えるのは私たちだけ? 遭難して言葉も通じないけど何とかなりそう 120話保証

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