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異世界転生、俺だけソロ活動から!!  作者: とかじぶんた
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西ノ森での遭遇

第2回ひとり更新祭まつりを開催します。

よろしければお付き合いください。(^-^)/


評価、レビュー等々いただけると非常に嬉しいです。

「一話が長い!!」、「バラバラだ!!」、誤記の指摘等々

どんなことでも結構です。よろしくお願いします。

 ローブを被り行動してすぐに実感する、周りからの視線が減った。これだけで目立たずに済むのなら早くから買っておけばよかったと思う。それだけでギルドでも顔バレせずにいられた可能性がある。



 街を出てすぐに街道を逸れて西の森へ進む。移動中も隠密セットをすぐに使用し、周囲の冒険者らしき気配に注意をしながら移動する、といつも通り行動しようして思いついた。


 『他の冒険者ってどうやって戦ってるんだ?』


 ソロ活動が中心の俺には連携とか仲間のフォローとか想像することしかできない。実践での連携は皆無どころか、パーティーで何かに立ち向かったことすらない。それはグウェンやシュエルと一緒の訓練であってもだ。


 「そうか、ソロで西の森に来るヤツって少ないんだな・・・」と『サーチ』の結果を自分なりに考察する。あくびをしたのか目が(にじ)む。



 森に入って体感で15分程度、そこそこに強そうな気配を感じながら4人パーティーの戦いを樹の上から観察する。盾役なのか両手剣の背の高い男、片手剣とバックラーらしき盾を構えた男、斥候職なのか身軽な軽装を装備し弓を構える男?あと、ローブを装備している者がいた、魔法使い・・・かな?



 相手は普通のオーク2体と緑色のオーク1体だった。オッさんオークじゃないことに心からホッとする。どうもオッさんオーク恐怖症になりつつある。しかし緑色のオークが魔族なのか魔獣なのか不明だと考えたところで、ここは人族領だから気にしなくていいのかと思いつく。



 両手剣使いは緑色オークの攻撃をなんとか捌いていて、片手剣の男は普通のオークの1体を斬りあげる。斥候職は弓に矢をつむぎ、緑色オークに狙いを定める。魔法使いは詠唱をしていて、『何の呪文だろう早く見せてくれ』と完全に俺はお客さん気分である。


 両手剣使いがバックステップをしたタイミングで、斥候色が矢を放つ。緑色オークは膝に来た矢をすんでで(かわ)すも、少しタイミングをずらした『ファイヤーアロー』が顔面に直撃する。パンッ!!と軽い花火のような音がした。



 『えっ、ファイヤーアローって炸裂音するの?貫通しないほど硬いのか?っていうか詠唱いるの?』と疑問はつきないが、戦いから目を話さない。緑色オークはダメージを受けているが致命傷には至らず、明らかに攻撃が荒く、疾くなっていて両手剣使いが(さば)き切れなくなっている。



 その頃、片手剣の男は2体目のオークを片付けたところで、『早く援護にいけ!!!』と俺は声に出そうになる。いつの間にか自分の手は握りっぱなしで汗ばんでいる。斥候職は次の矢をつがえながら緑色オークの背後に移動する。魔法使いは次の詠唱をしている。



 グゥダァアアア!!!


 緑色オークが咆哮(ほうこう)すると両手剣の動きが一瞬止まった。


 緑色オークが棍棒を振るう

 両手剣使いは遅れて反応するも

 体勢が悪い

 幹まで吹っ飛ぶのが見える


 片手剣の男がすぐに緑色オークに飛び込み

 後ろからは矢が後頭部に向けて放たれる

 緑色オークは素早く矢を躱し

 片手剣の男の攻撃を逸らし、側面を蹴り飛ばす


 『ファイヤーボール』を魔法使いが放つも

 連携もしていない魔法を緑色オークは難なく弾く

 明らかに攻撃スピードが足りていない

 

 緑色オークは両手剣の男に近づいて行く。いちばん厄介な相手から潰すのだろう、まだ両手剣使いは起き上がらない。満足そうな顔を浮かべている緑色オークに無駄なイラつきを覚えて立ちふさがる。


 「誰!?」と斥候職が現れた俺に動揺する。戦闘中でも周りに気を張っていたのに把握させなかった、その事実に自分のハイドも使えるくらいにはなったと自覚する。目の前の緑色オークと目が合う。2m弱ある背丈と棍棒は膂力(りょりょく)十分だ。それに普通のオークよりもずっと疾い。



 「悪いんだけど、八つ当たりだ」オッさんオークのトラウマを払いたい。あと、魔族なら会話に答える可能性もあるため礼儀として話しかける。ただ、緑色オークはなにも答えなかった。魔族じゃないと判断し、行動にうつる。ちなみに魔族であっても戦いの合図さえ上げれば問題はなく、弱肉強食というか『不意打ちだけダメ』らしい。ずっと行儀がいい。



 木剣を構えると棍棒が迫る

 小さくバックステップ

 振り切った体勢の緑色オークの右脇を木剣を振るう

 緑色オークが膝をつく


 『ファイヤーアロー』

 頭部を避けようとかろうじて動いた緑色オークの右肩を(えぐ)

 傷口へさらに木剣で叩くと低く呻く緑色オーク

 左にゆっくりと倒れかかったところを側頭部へ追い打ち

 

 緑色オークは動かなくなる



 周りを見ると片手剣男が近づいて来て「おまえ、宿のダークエルフか!!」と話しかけて来た。

 「あれ?おまえらかよ!!」とこっちがビックリした。近づいてきた斥候職も食堂で会ったシーフっぽい女性だった。食堂とは装備が変わっていてこっちは全く分からなかった。 

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