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異世界転生、俺だけソロ活動から!!  作者: とかじぶんた
23/204

おいかけっこと宿の確保

1/25 空間魔法 → 時空魔法へ修正

 街角を曲がったらすぐに『ハイド』を使用し、建物の屋根まで駆け上がる。前世じゃとてもできなかったことだが、ダークエルフ補正はすさまじい。前世は運動が苦手ってほどじゃないが、一流選手以上の能力は当然持ち合わせているはずがない。CG合成みたいな動きで、ロマン溢れるアクションができる。


 屋根に座って観察すると、3人はお互いに背を預けるかたちで周りを確認している。小声で話しているが俺を探しているのだろう。なんで初対面でまだ会話もしていないのにこうなるんだか・・・。とりあえず顔を確認し、あとは放置プレーで行くことにする。『えっ、いかないの?』って誰得の話なのだろう。



 オッさんオークに蹴飛ばされてからというもの、警戒をし続けるにこしたことはないのだ。アイツらにはやられなくても仲間に強いヤツとか考えたらキリがない。それに恨みもないし。まぁ、ギルドにいたくらいだし、どうせまた会うだろうけれど。



 そんなことで武器屋を見回ったり、防具屋を見て品物が良さそうな店に見当をつける。アイルランダーは規模が大きく、武器屋や防具屋、それに雑貨屋や薬屋らしき店が多く並んでいた。ある程度回ったところでルイに教わった宿屋に行くことにする。



 ちなみに、木剣をバカにされたが、基本的な強度は高いし、メンテナンスもいらなくて俺は気に入っている。後で聞いたのだが、エルフの森の樹をグウェンが緑魔法で加工したものらしく、通りで手に馴染むわけだと感心した。家を張っていた蔦もグウェンの緑魔法で補強されていて、それ以外にも能力があるようで俺の水魔法はそれでバレた。・・・多分、光魔法もバレている?



 目的の宿屋のフロントで短髪マッチョなおっさんに話しかけたところ、部屋に空きがあり夕飯付きで1泊銀貨5枚だったのでお願いする。ゴブリン魔石10個で銀貨32枚だったのだから、そこそこの値段な気はする。昼前に食べた肉串3本(雑談しながら追加で2本頼んだ)で銀貨1枚払ってお釣りが銅貨10枚だった。夕飯に2枚銀貨を出せば、日本の定食屋さんよりお高いご飯が食べれる感覚か。そんな風に考えていたのは夕飯がでるまでで、納得のお値段どころかお得感すらあった。ダークエルフには多すぎて残したくらいだ。



◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


 久しぶりにベットで寝転がる。家のベッドよりふかふかしており、部屋の清掃も行き届いていた。ルイに良いところを紹介されたと思うが、初級冒険者なら()()()()()()()()()()だろう。ある意味、ルイの観察眼は鋭いのかもしれない。明日は街近郊のクエストを受けつつ、店を回ろうと思う。



 当然、寝る前の魔法鍛錬を行うのも忘れない。ケイトと一緒の時にはあまりできなかった。シャボン玉大の水を何個も作っては繋げたり、火魔法で部屋の明るさを調整するなど地味なことをする。結構集中力がいて、魔法訓練は俺には合っている。



 『ステータス』


 名前:リヒト・ヴァーズ 性別:男

 種族:ダークエルフ

 職業:冒険者

 適性:火魔法適性、水魔法適性、光魔法適性、時空魔法適性、片手剣技術、鍛治技術、隠密技術

 個性:金髪、用心深い、運が良い

 スキル:火魔法レベル1、水魔法レベル1、光魔法レベル1、片手剣レベル1、隠密レベル1、身軽レベル1

 加護:まだまだほんの気持ち



 ・・・なんかちょこちょこ表示とか内容が変わってるな。特に加護は意味がわからんが、気にしたら負けだ。職業は今日なったばかりの冒険者が適用されているが、隠密レベル1がついているのがすごく嬉しい。家でモソモソと動いていた努力が実った結果だ。



『運が良い』ってすでに文章なのだが良いのか・・・。まぁ、気にしても仕方がない。あくまで『ステータス』は目安程度に考えておこう、だって包丁もってる素人だって俺には十分な脅威だもの。

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