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異世界転生、俺だけソロ活動から!!  作者: とかじぶんた
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父からの贈り物

3/21 誤記修正

 早朝の自主鍛錬の時間前にシュエルに呼ばれ、リビングのテーブルをかこむ。ヴェルに髪を切ってもらった日にガタガタしていたところを直したため、かなりテーブルは安定している。こういうの気になるタイプなんだよな、ダンジョンの宝箱とか全部取りたいし。


 グウェンがゴソゴソといくつかの荷物をテーブルの上に置いた。


 「おはよう、リヒト。それで7歳までもう少しあるがプレゼントだ」と3つほど包みがある。

 「えっと、父さん、これはどれが僕のなの?」

 「全部!と言いたいところだが、正直迷っててな。中身を見ておまえが決めろ」と笑顔で言う。


 包みは、明らかに剣と思われるものが1つ、嵩張(かさば)っているものが1つ、それと小さい包みが1つある。中身は見えないので開けて良いのだろうか?


 「ねぇ、父さん。これは包みを開けて見てもいいの?」と、この世界のプレゼントの風習を知らないので恐る恐る聞く。前世の海外では、もらったプレゼントの包装紙をその場でやぶりながら開けるところもあるらしい。


 「あぁ、いいぞ!説明しないと困るだろうしな」

 「まず、それじゃその剣みたいの」と言うとグウェンが泣き顔になった。その包装なら分かるだろ!!気なんて使えるか7歳前だぞ!!

 「えっと・・・それじゃ、これを開けるぞ」とまだ中身が分からない(てい)を貫きたいのか、グウェンよ。ほんとうに偉いヤツなのか?


 静かにグウェンが包装を取ると、全体的に漆黒で一部赤い文字のような装飾があしらわれた鞘に収まるショートソードが出てきた。なんともいいがたい雰囲気を感じ取ることができ、単純に綺麗で目を奪われる。ほんとは最初に鞘の部分を見たときに(かたな)かと思いテンションが上がったのは内緒だ。刀はロマンだろ。


 「魔剣だ。たまに呪われる」

 

 「はぁっ!!?」


 普通に今呪われる?って言ったよなと、ジト目でグウェンを見つめるも追加説明はない。グウェンの視線は次に嵩張る包みと俺を交互にチラチラ見ている。もう面倒だなっ!!


 「えっと、次はその大き目の鎧とか入ってそうなヤツ」と言ったら、グウェンは俺からすぐに目を逸らし、小さな包みを開け始めた。大きいのだっつの!!


 「マジックポーチだ。入るものなら結構な量が収納できる」と説明はRPGの道具袋そのままな説明だった。そして、続けて「最後にこれも開けるぞ」と、あくまで父さんが主導権だからな的な流れで最後の包みを開けた。中身は皮の軽装鎧だった。


 「()()()父さんと母さんからのプレゼントだ」と急に真剣な顔つきになったグウェンが言う。横に座っているシュエルも微笑んでいる。

 「この中から選んでいいの?」と改めて尋ねる。

 「最初はそう考えてたんだが・・・やっぱり全部お前のものだ」ニカッと笑いながらグウェンが言う。

 「でも!!このかっこいい剣って呪われているんだよね?」

 外見だけで言えば一目惚れに近いが、転生前から俺の作戦は『命大事に』だ。


 「いや、少なくともおまえは呪われない・・・小さい頃に何度も握らせたが何もおきなかった」と端的に確信めいた事実をグウェンは言う。ウォイ!!おっさん何してくれてんだよ。


 「グウェン、言葉が足りない!!」とグウェンを叩いたシュエルが説明を始めた。


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