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異世界転生、俺だけソロ活動から!!  作者: とかじぶんた
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ナビカ散策と冒険者

 メイン通りを探索したところ街に入る門が東西南北に設置されていることが分かった。


 西側は冒険者よりも商人が多いようで、真西に進むとイヴォーグに言われたダッケンリット、南西に進むとビスネットの街へ続いているのもその理由のようだ。南の門はメイン通りに直結していて、貴族関係しか使えないらしい。ちなみに階級によってはメイン通りが通行止めになるらしい。権力をアホほど使うのはどこも変わらないのかもしれない。


 冒険者は北門か東門を使っているらしく、特に北門の魔物は上位冒険者じゃなければダメそうだ、というのが4人の総意である。


 「やっぱり装備品を見るとレベルが分かるね」


 そういう意味じゃ、俺たちも向こうに見られる理由も分かるなぁ。カナデのドラゴン装備はやっぱり目を惹くもんなぁ、凛々しく、スタイルのいい獣人だし。おっ、獣人の男の戦士だ、久しぶりに見た!!って思っているとこちらに近づいて来た。


 「おい、おまえ、名前は?」

 「・・・」


 青よりの黒髪から出ている猫っぽい尖り気味の耳、目は丸っこく幼さを残しているのに背はカナデよりも高く、ソウさえも超えている。厚みも雰囲気もソウより実力者に見える。


 そして、明らかにカナデに話しかけているのにカナデは無視している。


 「すいません、人見知りするようで」オトハが助け舟を出す。

 「おまえら、こいつを不当に扱ってるのか?」

 「は?」つい俺の口から声が漏れる。

 「いや、なんでいい装備させてる?獣人だぞ?」


 かなり良い装備をした獣人戦士が俺を見て言う。後ろではパーティーメンバーが心配そうにこっちを見ている。


 「仲間だから。そっちこそいい装備だね」


 両手剣を背負っていて柄の作りといい、鍔の良いもので出来ているのが分かる。何よりも使い込み具合が少し見えた鞘から伺えた。かなりの戦闘好きな雰囲気である。ギラギラしていて、俺たちが気に食わなければ戦いも辞さない様子だ。


 「そうか。分かるやつなら問題ない。じゃぁな」


 言うだけ言って背を向けてパーティーに戻っていった。パーティーメンバーが俺たちに頭を下げていた。名前も名乗らずに直情的なヤツ、それが俺の感想だ。



 「ドッツ耳の男だな」カナデが呟く。

 「はぁ?」

 「あぁ、あの耳はフレブルに似てたね」


 オトハが察したらしく、カナデのフォローをする。そういえば、カナデの家にはフレンチブルドックがいたのを思い出した。あれだけガン無視だったのも愛犬(ドッツ)を思い出して何も言えなかったのかもしれない。


 「ねぇ、カナデって何の獣人なの?」

 「オオカミだ」

 「リヒトがなぜ知ってる!?」ソウが突っ込みを入れる。


 久しぶりに3人に『アナライズ』をかける。


◇◇◇◇◇

 

 名前:カナデ 性別:女

 種族:獣人族<オオカミ>

 職業:ハンター、冒険者(Bランク)

 適性:狩人技術、風魔法適性、魔闘気適性、罠技術、弓技術、隠密技術、健康、幸運、

    身軽、戦闘センス+

 スキル:瞬間強化、罠レベル1、隠密レベル3、風魔法レベル4、魔闘気レベル2、

     弓レベル3、二刀流レベル2、身軽レベル3

 装備:カナデの弓(カナデ専用)、ミニ・ドラゴンのスーツ、スキン、ブーツ


◇◇◇◇◇


 名前;オトハ 性別:女

 種族:人族

 職業:魔法使い、冒険者(Cランク)

 適性:水魔法適性、治癒魔法適性、杖技術、頑強、身軽、幸運、好奇心旺盛、集中

 個性:分析

 スキル:治癒魔法レベル3、水魔法レベル5、杖レベル1、身軽レベル1、隠密レベル1、

     魔法創作レベル1

 装備:リザードマスターの白杖(オトハ専用)


◇◇◇◇◇


 名前:ソウイチロウ 性別:男

 種族:人族

 職業:剣士、冒険者(Cランク)

 適性:片手剣技術、盾技術、頑強、鍛冶技術、探索、ストレス耐性、強運

 個性:寡黙

 スキル:片手剣レベル4、盾レベル2、剛腕レベル2、魔闘気レベル2、隠密レベル1

 装備:断切の剣(ソウイチロウ専用)



 「ん?」オトハが声を上げる。

 「あ」ソウが順番通り声をあげる。


 カナデだけじゃなく、オトハもソウも予想通り上がっているのが確認できた。


 「『ブロッセ』を使っているから、俺の『アナライズ』に気がつくけど、情報は隠せてないかな」

 「なんか覗かれた気分」オトハが言う。

 「ちょっとエッチだ」

 「この感覚を覚えておけば、他にかけられた時に分かる」


 この後、3人に同じく俺に対して『アナライズ』をしてもらったが『ブロッセ』が効いていて何も見れなかったらしい。正直、オトハくらいのレベルなら突破すると思っていたが予想外だった。




 ある程度散策したところで、北門周辺ブロックで宿屋を見つける。カナデの鼻を頼りに「ここがオススメ」と親指を立てていた。入るとアイルランダーの冒険者ギルドの作りに似ていて、一瞬、懐かしさが込み上げてきた。そんな俺たちに女性スタッフが声をかけてくる。4人部屋なら空いていて、1泊夕飯込みで銀貨20枚。結構な値段だが首都になるわけで、物価が高い傾向にあるのは仕方がないだろう。




 どちらかというと4人1部屋なことに俺は気分が下がるのだった。

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