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異世界転生、俺だけソロ活動から!!  作者: とかじぶんた
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初めての護衛 いざナビカ

誤字指摘、いつもありがとうございます。

感想も頂きましてありがとうございます。


祭はまだ先になりそうです(トオイメ)。

 「それではわたしは()()()()()()()()()()()()


 堂々とした態度でお嬢さんが言う。ソウも頷いているので理解してくれたようである。


 ツチノコとネッシーに出会うくらいしか面倒を回避できないのが残念である。


 「それにしてもダーク・エルフは、ツチノコとネッシーは異国の魔物なのに物知りだな」

 「いるの!?」オトハがくらいつく。

 「ツチノコは蛇のような体型で、頭が壁打ちの道具のように平らになっていて、足が6本ある」


 ネッシーについてもお嬢様は説明してくれた。どうやらネッシーは海竜の一種らしい。そういやミニ・ドラゴンも前世の『ドラゴン』のイメージに似ていた。海竜がいても不思議ではない。血、皮、牙、爪等が非常に貴重で余すところが無いのもミニ・ドラゴンと一緒だった。もっとダンジョンでミニ・ドラゴン狩りをしていれば装備品も揃えられただろうと今にして思う。



 「お嬢さんだと呼びにくい。なんか嘘の呼び名を教えてくれ」


 ソウが思いっきり”嘘の呼び名”を前提に話していて吹いた。ここでソウが源氏名とか言ったら引くけど、まっすぐに嘘をついて意味があるのだろうか。もう少し社会を知って欲しいと友人として忠告したい。


 「わたしはエスプリと言います。同行、宜しくお願いします」


 そう言うエスプリ(通称)は優雅な仕草で礼をする。俺だけが思ったわけじゃなく、皆、流れるような動きに呆然としていた。


 「んじゃぁ、早速、エスプリは着替えろ」


 俺のマジックバックから初デート用に無駄に買った服を取り出す。身長も俺とさほど違わないし、スタイルは華奢だろうけれど問題ないだろう。白のドレス来て着いて歩くなんてあまりに無駄すぎる。


 「えっ!!どこから出したの?」

 「いちいち聞くな。そこで着替えろ。離れたら守れない」


 端的に言うと俺は背を向ける。どうも周りに怪しい雰囲気がある。『サーチ』で引っかかる動きが不規則な魔物を演じているような行動ばかりである。『寝て動かない魔物』がいないのもおかしい。


 「うん、ちょっとここで着替えて欲しい」


 カナデが真剣に伝えてくれた。どうやら意図は汲んでいるようだ。


 「なぁ、エスプリ。仮に怪しい奴がいて、俺が殺したらどうなる?」

 「わたしの権・・・考えでは、追っ手や盗賊はその場で始末しても問題ありません」

 「早く着替えてください。状況はまずいです」オトハが敬語で話す。


 さすがに着替えの仕切りとか無いとダメかと思った瞬間、エスプリは躊躇なくドレスを脱ぎ始めた。びっくりして目を逸らすタイミングが一拍(いっぱく)遅れたところでオトハにビンタをされる。ソウはもっと遅れてたのに俺だけぶたれる意味が分からんので、ソウの脛を軽く蹴飛ばす。・・・魔闘気で防ぎやがった。


 「ところでわたしはソウ以外をなんと呼べばいい?」

 「後で考えてから伝える。いまはちょっと・・・俺行っていい?」


 他の3人を見る。


 「いや、私がいく。支援魔法をお願い」

 「やられるなよ」

 「大丈夫。心配ありがと」


 そう軽く言うカナデに『ラ・イド』をかける。カナデがいくのがパーティー的には最も良いと思っていた。俺が抜けると護衛対象だけ抜かれる可能性がある。ただ、俺にはその案を選択できなかったし、言いたくなかった。


 カナデがフッと北に続く街道の西側の林に入る。対象は多分4人、いずれも人だと思う。


 「なぁ、エスプリ。先に伝えておくけれど、俺のメンバーの誰が欠けてもおまえを恨むからな」


 背中越しに固まるエスプリの喉が鳴る。オトハもソウも俺に注意をしなかった。少なくとも本気で言っているのは2人には分かっている。




 「おまたせー」


 軽いノリでカナデが帰ってきた。新しい鎧に血がついていた。笑顔のカナデに『ウォーターボール』を使い、全身を水で囲む。カナデは抵抗もせずに大粒の水に浸かり、体を擦っていた。


 「ケント、ありがとう。さすがにいい気分じゃない」


 カナデちゃん、俺の名前を言わないでくれるかい?あっ、問題ないのか、偽名にぴったりだ。


 「あぁ・・・」

 「行動不能にしたら自爆したのが殆ど。結局助けが来なければ死ぬことになるとは思う」

 「すまん」ソウが謝る。


 いままで誰も人族には手を出していない。そういう意味でも精神的なストレスも大きいと思う。


 「相手から何か情報は?」オトハはエスプリに気を使うことなく聞く。

 「言っている内容の真偽が分からなかった」


 カナデの表情が明らかに困惑していた。


 「そうか」


 俺は『アナライズ』をエスプリに使う。


 名前:エスプラーザ・リメイン 性別:女

 種族:人族

 職業:冒険者(Aランク)、魔術師

 適性:水魔法適性、土魔法適性、魔力操作適性、魔闘気適性、棒術適性

 個性:策士、

 スキル:水魔法レベル4、土魔法レベル4、棒術レベル2、魔闘気レベル2

 装備:紳士の勝負服上下(胸元開き:有)




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