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困っている人をほっとけないカルロスの伝説の始まり  ―うわさでは荒くれ者僧侶と呼ばれています―  作者: ぶっくん


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第10話 北の山岳地帯

北の山岳地帯では、雪女の呪いで村人たちが震え上がっていた。


真冬の夜、カルロスは村の広場に巨大な焚き火を用意し、「寒いなら動け!踊れ!体を温めれば悪霊も近寄れん!」と宣言した。


最初は誰も従わなかった。

するとカルロス自ら、戦士としては信じられないほど不器用な足取りで踊り始めた。


その様子があまりに滑稽だったため、子供たちが笑い出し、大人たちもつられて動き始めた。


夜が更けるにつれ、焚き火の周りでは村中が踊り狂っていた。


雪女が現れようとした時、あまりの熱気と騒音にたじろぎ、「こ、この騒がしい村は嫌だ…静かな場所に行こう…」と去っていった。

翌朝、村人たちは筋肉痛に苦しみながらも、初めて暖かい朝を迎えた。


どこへ行っても、最初は怪訝な顔をされた。

戦士のような大男が、僧侶の真似事をしているように見えるからだ。

彼の祈祷は「神様、あんたも見てるだろ!助けてくれよ!」という直截なもの。


聖水の代わりに井戸水をバシャバシャ撒き、経典の代わりに自分で考えた「元気になる言葉」を叫んだ。


しかし結果がすべてを変えた。 

カルロスの荒っぽい方法は、確実に人々を救った。形式よりも実践、儀式よりも結果を重視するその姿勢は、多くの庶民の心に響いた。



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