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未定  作者: ちゅう
26/50

ネーミングセンス

なんだろなんだろなんだろなんだろ…

なんなんだぁ!!!!!!


いつもより、足早に歩く

別に意識してない

急用がある訳でもない

でも…足早に歩かずにいられない


わかんない…ホント訳わかんないよぉ


「…あれ?」


ふと冷静になれば、いつも曲がるところをとっくに過ぎていた

初めて映る周りの景色

この歳で迷子か!?


「…なんとなく、帰れるか…」


遠くに見えるビルは見たことがあった

あれを頼りに行こう

はぁ…我ながら情けない


「なんなの…ホント」


いつもの歩調に戻り、1人トボトボと行く

今、自分の頭の中をかき乱しているもの

わかる

検討はついてる

十中八九…あのこと

でも…なんで?

なんで…あのことでこうもなっちゃうの?

別に…そういうのじゃないし

考えたことなかったし

今考えてみても…違う…気がする

多分…違う

そんなんじゃ…ない


「はぁ…なんか疲れた」


頭使いすぎてどっと疲れが

こんなの、高校受験以来だよ…


「ん?…見晴らし公園?」


ふと目にとまった看板

ネーミングセンス無さ過ぎでしょ

ってか…こんなとこに公園なんてあったんだ


「うわぁ…」


階段を上っていくと、視界一杯に夕焼けが広がっていた

街並みがぜぇんぶオレンジに染まっている

ネーミングセンスは無いけど…その名の通り見晴らしは抜群に良かった


「なんもない町だと思ってたけど…」


こんなにも綺麗だったんだなぁ

芸術のセンスなんて持ち合わせてないけど…写真に収まりきれない美しさがそこにはあった


漠然と…なんとなく…

誰かと一緒にこの景色を共有したいなぁって思えた

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